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【書評】その本は(ヨシタケシンスケ, 又吉直樹 )|本の紹介・あらすじ・感想・レビュー

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ヨシタケシンスケさん、又吉直樹さん共作の「その本は」を紹介します。


本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

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その本は|著者:ヨシタケシンスケ, 又吉直樹

ヨシタケシンスケ

ヨシタケ シンスケさん(吉竹 伸介、1973年)は、イラストレーター、絵本作家です。


イラストレーターとして児童書の挿絵、装画、広告美術など多岐にわたる分野で活動しているほか、日常のひとこまをコミカルに切り取ったスケッチ集『しかもフタが無い』『そのうちプラン』などの著書を著しています。

又吉直樹

又吉 直樹(またよし なおき、1980年6月2日)は、日本のお笑いタレント、小説家、俳優です。


大阪府寝屋川市出身であり、お笑いコンビ・ピースのボケ担当。相方は綾部祐二。吉本興業東京本社(東京吉本)所属。


小説「火花」で第153回芥川龍之介賞受賞しました。


Wikipediaより

その本は|あらすじ

年寄りの王様は目が悪く、本を読むことができません。それでも本を読みたい王様は男2人に、世界中を旅して本を集めて、その話を王様に聞かせるという役割を与えられました。


男2人は、ヨシタケさん、又吉さんの姿をしています。1年後、王様のもとに2人が戻ってきました。


そこから1晩交代で王様にヨシタケさん、又吉さんが話を聞かせます。つまり、お互い執筆した話が交互に展開されます。そのため章立ては第1夜、第2夜と進んでいきます。


旅で見つけてきた本は世にも珍しい本。その本は「国民全員が持っている本」だったり、その本は「すごい速さで走っている本」だったり不思議な本ばかり。


著者二人の独特な感性や、ものの見方が表れています。1つの話は短くサクっと読めます。


しかし、第7夜の又吉さんの話になると、それまでとは雰囲気が変わり切ないショートドラマがはじまります。


主人公と転校してきた女の子。お互いに絵を書くのが好きで、最初はお遊びでお互いが書いた絵に、お互いがセリフを付け加えて遊んでいました。


徐々に仲良くなり、お絵かきノートのページがなくなると、次は交換日記をはじめます。そこでお互いに考えていることだったり、家のことだったりを話すようになります。


そこから事件が起きるのですが、ここから先は本書を読んでください。


王様へ読み聞かせが終わった2人はどうなるのか、ちゃんとオチもあり、楽しめる1冊です。


その本は|感想・レビュー

子どもから大人まで何歳でも楽しめる構成になっています。本が走ったり、自分が本になってしまったり、ハチャメチャな内容が多いので意味がわからないと感じる人もいるでしょう。そこがユーモアがあって好きな人もいると思います。好き・嫌いが分かれる作品だと感じました。


小説な好きな人であれば第7夜は読んで頂きたいです。ドキドキする、考えさせられる、最後どうなったの、そういう感覚を味わえます。


参考:その本は


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  • この記事を書いた人

おやすみドリー

ビジネス書籍を中心に年間100冊以上の本を読む | Audible(オーディオブック)、kindle(電子書籍)の読書方法を紹介 | 世の中の素晴らしい本をたくさんの人に届ける | ビジネス書・マーケティング・自己啓発・小説・漫画を幅広くインプット | ビジネス思考・読書方法・文章の書き方も発信中

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