
- 書籍「汝、星のごとく」の感想・書評が知りたい
凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」。同じ島に済む主人公たちの人生を描いた物語。
その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
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「汝、星のごとく」を紹介します。
参考:汝、星のごとく
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汝、星のごとく|著者:凪良ゆう
凪良ゆう(ナギラユウ)。滋賀県生まれ。2006年「小説花丸」に「恋するエゴイスト」が掲載されデビュー。
以降、各社でBL作品を刊行。17年に非BL作品である『神さまのビオトープ』を刊行し高い支持を得る。
2020年『流浪の月』が本屋大賞グランプリを獲得。
受賞歴
- 2019年 - 『流浪の月』で第17回キノベス!第7位
- 2020年 - 『流浪の月』で第41回吉川英治文学新人賞候補
- 2020年 - 『流浪の月』で第17回本屋大賞を受賞
- 2020年 - 『わたしの美しい庭』で第11回山田風太郎賞候補
汝、星のごとく|あらすじ
風光明媚(めいび)な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
この2人の人生の物語。学生時代からはじまり、30十代までが描かれている。
暁海の父親は不倫をしている、それを暁海も母親は知っている。母親はいつか私のもとに帰ってくると思っていたが、一向に父親は帰ってこない。そのうち父親は愛人の家で暮らしはじめる。
母親は心が不安定になる、そんな母を暁海はほっておけない。
櫂の母親はシングルマザーで、すぐに男をつくり依存してしまう。しかし男がいなくなると、自暴自棄になってしまう。そんな母を櫂はほっておけない。
暁海と櫂はお互いのことを話すうちに仲良くなり、付き合うようになる。
櫂は漫画の脚本を書く夢を持っている、その夢に向けていつもストーリーを考えている。絵を書く相棒もいる。いつしか出版社の目に止まりデビューが決まる。
櫂は東京へ移住し、売れるか分からない漫画家としての人生がはじまる。
その間、暁海は母をほっておけないため、地元の島に残る。遠距離となり、生活や周りの環境の差で、お互いの心の距離も離れていく。そんなつもりではないのに、すれ違う2人。
2人はどのような結末を迎えるのだろうか。
汝、星のごとく|感想・レビュー
暁海と櫂。2人の人生を覗いたような作品。学生から社会人までのお互いの心情が繊細に描かれているので、話にのめり込める。
お互いの歯車がしっかり合わさった学生時代。それから何故か暁海の人生が上手くいくと、櫂の人生が上手くいかなくなる。櫂の人生が上手くいくと、暁海の人生が上手くいかなくなる。
順風満帆な人生なんてないんだ。お互いの好きという、気持ちは常に同じなのにすれ違う。お互い分かりあっているようで、何も分かり合っていない。これが人生だと思った。
それでもどうにか2人が幸せになって欲しいと読み進める。そこに待ち受けている衝撃の展開。
家族の問題やお互いの事情が島だとすぐに噂として広がってしまう。
さらに長距離恋愛、お互いの仕事、好き同士なのに、離れたりくっついたり。切ない恋愛ストーリーが読み方に、読んでもらい1冊。
参考:汝、星のごとく
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