【要約】生きのびるための事務｜本の紹介・あらすじ・書評・感想・レビュー・まとめ

次の方を対象にしています。

書籍「生きのびるための事務」の内容が知りたい
将来を考えたい人
人生をより良くしたい人

書籍「生きのびるための事務」を紹介します。仕事や人間関係に悩んでいる人に向けた、悩まずに済む方法が書かれた本になっています。

どんな仕事にも《事務》は必要
「例えば芸術家であるピカソが、直感のままに生きてらっしゃるとでもお思いですか？」
芸術家でも会社員でも学生もフリーランスも、
事務作業を疎かにしては何も成し遂げられない。
夢を現実にするたった一つの技術、
それが《事務》です。
「自分に自信がない」
「やりたいことが続かない」
「悩んで行動に移せない」
足らないことは《事務》でした。
Amazonより引用

「生きのびるための事務」を紹介します。

生きのびるための事務 [ 坂口恭平 ]

created by Rinker

参考：生きのびるための事務

生きのびるための事務【要約】｜書籍の目次

Amazon商品欄より引用。

はじめに　ジムとの出会い
第１講　　事務は『量』を整える
第２講　　現実をノートに描く
第３講　　未来の現実をノートに描く
第４講　　事務の世界には失敗がありません
第５講　　毎日楽しく続けられる事務的『やり方』を見つける
第６講　　事務は『やり方』を考えて実践するためにある
第７講　　事務とは好きとは何か？を考える装置でもある
第８講　　事務を継続するための技術
第９講　　事務とは自分の行動を言葉や数字に置き換えること
第１０講　やりたいことを即決で実行するために事務がある
第１１講　どうせ最後は上手くいく
あとがき

生きのびるための事務【要約】｜現実と理想を書き出していく

書籍の内容を私なりに解釈してお伝えします。実際の内容は「生きのびるための事務」を読んでください。

生きる上での「事務」とは？

生きていく上で、事務的な作業は必ず発生します。会社で言うところの「書類作成」や「整理整頓」などの業務、これが「事務」の基本的な定義ですが、これを自分の生活に置き換えて考えてみましょう。

私たちの日常生活でも、書類を作成したり、スケジュールを管理したりと、事務作業はたくさんあります。これらも立派な「事務」です。特に重要なのは、「お金の管理」と「スケジュール管理」です。

お金と時間の重要性

自分の好きなことをするためにもお金は必要です。お金がなければ、自分の活動は止まってしまいます。

生活するためには必要なお金を管理することを考えるところからはじまります。

また、時間もお金と同じくらい大切です。やりたいことがあっても、時間がなければ実現できません。だからこそ、お金と時間のバランスを取ることがとても重要なのです。

「ジム」との会話で理想の生き方を実現

この書籍では、私たちの中にある事務作業を「ジム」と呼び、擬人化しています。ジムとの会話を通して、理想的な生き方を目指す方法が書かれています。

ジムが言うには、「イメージできることは実現できる」とのこと。そのための具体的な方法も紹介されています。

今の自分と未来の自分を比較する

まず大切なのは、今の1日と未来の1日の違いを理解することです。現在のスケジュールやお金の使い方を具体的に書き出してみましょう。

たとえば

19時：夕食
23時：就寝

そして、それに合わせて出費も書き出します。これにより、今の自分がどんな生活をしているのか、より具体的に知ることができます。

将来の現実を描く

次に、「将来の現実」を描き出してみましょう。将来がどうなるかは誰にも分かりませんが、理想のスケジュールを具体的にイメージすることはできます。例えば、10年後にどうなっていたいかを考えてみましょう。

10年後の理想

7時：起きる
8時：読書

重要なのは、「楽しくないことは入れない」ということです。将来の現実は、楽しいことだけで埋め尽くします。楽しいことだけを目指すことで、モチベーションも上がり、理想の生活に近づけるはずです。

たとえば、10年後にミュージシャンになりたいとしましょう。もちろん、今から10年後にどんな曲を歌っているかなんて分かりません。でも、10年後のスケジュールは具体的に決めることができるのです。

午前10時〜12時：曲作り
午後13時〜15時：スタジオ練習

未来のことは分からなくても、将来の現実は具体的にイメージできます。そして、その理想に向けての一歩を踏み出すことが大切です。

目指すのは「将来の現実」です。

生きのびるための事務【要約】｜現実と理想を書き出していく

「将来の現実」を目指して進む

「将来の現実」を決めたら、その目標に向かって進むだけです。たとえば、10年後の午前10時〜12時に曲作りをしていると決めたなら、今からそのための行動を始めます。

まず、現実的な生活費を見てみましょう。仮に月10万円で生活できるとしたら、日雇いで月10万円を稼ぐことを目指します。月に8〜10日働けば生活はできます。つまり、残りの20日程度は自由時間になり、午前10時〜12時を曲作りの時間に充てることができます。

時間を作ったら次に重要なのは、「良い曲を作ろう！」とプレッシャーを感じる必要はないということです。大切なのは、作るという行動です。例えば、1週間に1曲作ったとしたら、年間で約50曲、10年で500曲を作ることができます。しかも、作るスピードが次第に上がっていくかもしれません。曲が世の中に公開されなくても、それは問題ではありません。重要なのは、作り続けることです。これが、事務的なスケジュール管理の一例です。

お金も同じように工面する

お金についても同じように考えます。もし、10年後に年収1000万円を目指すなら、今からそのためのステップを考え始めるのです。もちろん、好きなことでお金を稼ぐことが理想です。音楽でお金を得るのもいいですし、音楽以外の分野でも構いません。

例えば、もし文章を書くのが得意なら、ライターとしてお金を稼ぐ方法を考えます。ライターとして年収1000万円を得るためには、1記事でどれくらいの収入を得る必要があるのか、どのような記事を書いていけばその目標に近づけるかを計画します。もし道が見えなくても、ChatGPTに「ライターで1000万稼ぐ方法を教えて」と尋ねるのも一つの手です。これで、新たな視点を得ることができるかもしれません。

自分にできる道筋が見えたら、それに向かって一歩ずつ行動を始めましょう。

楽しみながら続けることが大事

「将来の現実」に向かって進むためには、楽しいことを続けることが大切です。

たとえば、曲作りをする場合、最初から評価を求める必要はありません。もしかしたら、3曲目で世の中に認められるかもしれませんし、500曲目かもしれません。ゴッホは死後に評価されました。つまり、いつ評価されるかは分からないので、今の評価を気にする必要はありません。

大切なので、何度も言いますが毎日作り続けることです。最初はうまくいかなくても、毎日続けることで自然と上達していきます。才能の有無もあまり関係ありません。自分を信じて、毎日続けることが重要です。

「いつか曲を作ろう」と思っていても、結局作らないことが多いです。だからこそ、午前10時〜12時は絶対に曲作りの時間と決めて、作り続けましょう。

自分の夢に自信を持ち、頭に思い描いたイメージ通りの人生を目指して進んでいけば、必ず道は開けます。最後には、うまくいくと信じて行動することが、成功への鍵です。

書籍には具体的な内容がマンガ形式で書かれているので読みやすいです。詳細を知りたい方は書籍「生きのびるための事務」を読んでください。