凪良ゆうさんの「星を編む」を紹介します!
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- 小説「星を編む」の感想・レビュー、あらすじが知りたい
凪良ゆうさんの「星を編む」です。第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編となります。登場人物や話が『汝、星のごとく』とリンクするため、『汝、星のごとく』を読んでからの方が楽しめます!
花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
Amazonより引用
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
「星を編む」を紹介します。
参考:星を編む
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星を編む|著者:凪良ゆう
母子家庭で育つが、小学6年の時に母親が帰ってこなくなったことにより児童養護施設で生活するようになる。高校を1年で自主退学した後、アルバイトを掛け持ちしながら生活した。
もともとは漫画家志望だったが、『銀河英雄伝説』の二次創作にはまる。執筆活動に入ってからは、ボーイズラブを10年以上書き続ける一方で、ボーイズラブ以外の作品も執筆している。一貫しているのは「どこまでも世間と相いれない人たち」を書いてきたことだという。
2006年、「小説花丸」に掲載された中篇「恋するエゴイスト」でデビュー。2007年、『花嫁はマリッジブルー』が初著書となる。2020年、『流浪の月』で第17回本屋大賞を受賞。2023年、『汝、星のごとく』で第20回本屋大賞と第10回高校生直木賞を受賞
- 2019年 - 『流浪の月』で第17回キノベス!第7位
- 2020年 - 『流浪の月』で第41回吉川英治文学新人賞候補
- 2020年 - 『流浪の月』で第17回本屋大賞を受賞
- 2020年 - 『わたしの美しい庭』で第11回山田風太郎賞候補
- 2022年 - 『汝、星のごとく』で第168回直木三十五賞候補
- 2023年 - 『汝、星のごとく』で第20回本屋大賞を受賞
- 2023年 - 『汝、星のごとく』で第10回高校生直木賞を受賞
星を編む|あらすじ
このブログではなるべくネタバレはしないように書きます。「星を編む」を知る上で「汝、星のごとく」を知る必要があります。
最初に「汝、星のごとく」に触れます。
汝、星のごとく
主人公は2人います。瀬戸内海の島で暮らす高校生の青埜櫂(あおのかい)と、井上暁海(いのうえあきみ)です。
櫂の夢は漫画家になること。高校生のときから漫画家(原作者)を目指していました。そんな櫂と暁海は頻繁に会うようになり、お互いに惹かれ合っていきます。
櫂は漫画家として成功するために東京へいき、理想とも言える成功を収めます。お金を持ったことで島での質素な暮らしとは比べ物にならないほど生活の質が上がりました。
変わらず島暮らしの暁海は変わっていく櫂に戸惑います。お互い好きなのにすれ違ったり、混ざり合ったり。くっついたり離れたり、ぎこちない関係のまま何年もの時を過ごします。
そんなとき櫂は、暁海が結婚することを聞きます。相手は高校のときの先生だった北原先生です。
北原先生はシングルファーザーで、結(ゆう)という子どもがいました。どうして暁海は北原先生と結婚することになったのか。
そして櫂と暁海の関係はどうなるのか。様々な想いが交差しながら時が経ち、クライマックスへと進んでいきます。主人公たちが高校生から大人になるまでを描いた物語です。
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星を編む
「汝、星のごとく」の続編として出版された「星を編む」の主人公は北原先生です。
暁海と出会うずっと前に遡ります。先生を教え子の菜々(なな)は問題を抱えていました。父が大きな病院の経営をしていて、父の言う事は絶対!という環境で育っていました。
そのため高校生ながら、すでに結婚相手を父が決めようとしていました。しかし菜々はそんなことを望んでいません。
菜々には付き合っている人がいました。しかも妊娠までしていたのです。誰にも言えず一人苦しんでいました。菜々は付き合っている相手にも家族にもその事が言えず、一人で育てるつもりです。
体調も崩しがちになり、もう隠してはおけない状況になりました。それを知った父は、子どもを産むことを許しません。しかし菜々はどうしても産みたいのです。
時が流れ父の病院で子どもを産むことになります。しかし、父はこのことを隠そうとします。産まれた子どもを養子に出して、菜々には死んだと伝える!と言い出したのです。
そこで北原先生は子どもを引き取ると言いました。もちろん菜々には内緒です。北原先生は子どもを引き取ったあと、どうにか菜々に接触して子どもが生きていることを伝える作戦です。
子どもを引き取った北原先生は「結(ゆう)」と名付けました。こうしてシングルファーザーになったのです。
しかし、その後事件が置きます。菜々は家出をしたのです。家族も北原先生も居場所は分かりません。
そこから北原先生は菜々に会うことができるのでしょうか。さらに物語は複雑に絡み合い。北原先生は暁海と出会い、なぜか結婚することになります。
結もすくすく育ち、大人になります。
北原先生が教師をはじめてから、シングルファーザーとして結を育て大人になるまでの話です。その間、菜々はどこで何をしているのか、最終的に結に会うことはできるのか。
暁海と櫂は?
人生は一本道ではなく、くねくね曲がりながら、迷いながら住んでいく姿があります。
物語の行方は本書をお読みください。
星を編む|感想
本書の魅力はなんといっても「汝、星のごとく」で明かされなかったサイドストーリーが分かることです。「汝、星のごとく」で謎だった部分が解き明かされていくので、本書とどちらも読んだ方が楽しめます。
一番考えさせられるのは「幸せってなんだろう?」ということです。人それぞれの幸せがあって、しがらみもある。順風満帆にはいかないけれど、大切な何かを見つけて、それを大切にしたい!という想いが溢れています。
参考:星を編む
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