【要約】どうしたらお金持ちになれるの？親子で学ぶ｜本の紹介・あらすじ・書評・感想・レビュー・まとめ

次の方を対象にしています。

書籍「親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？」の内容が知りたい
お金の考え方について知りたい人
子どもと一緒にお金について学びたい人

書籍「親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？」を紹介します。子どもと一緒にお金について学べる本になっています。

私たちの社会は、「合理的に考える」人が
お金持ちになるようにできている。
人生を攻略せよ！
橘玲が教える、これからの時代の人生戦略。

幸せな人生を生きるには“合理性”が武器になる！
☑2割の努力で8割の相手には勝てるようになる
☑「トレードオフ」を理解して社会の仕組みを知る
☑「複利」を活かしてお金を増やす
☑仕事は成功確率を考えて選ぶべし
☑時間には値段がついている
☑仲間を集めて強力なチームをつくれば大きく稼げる

子どもに聞かれて困るギモンに明快に答えます！
☑「なぜ勉強しなくちゃいけないの？」
☑「You Tuberになりたい」
☑「なぜ大学にいかなくちゃいけないの？」
☑「なぜ親のいうことを聞かないといけないの？」

子どもに世の中の仕組みをどう教えたらいいのか、迷っているあなたへ。
読んだ子と読まない子で、将来は決定的に違ってくる。
小学校高学年（10歳以上）から取り組める、8つのゲームにチャレンジしてステージを上げていこう！

「お金の教育」に不安を感じる親こそ、この本をじっくりと読んだほうがいい。
Amazonより引用

「親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？」を紹介します。

親子で学ぶどうしたらお金持ちになれるの? 人生という「リアルなゲーム」の攻略法／橘玲

created by Rinker

参考：親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？

親子で学ぶどうしたらお金持ちになれるの？【要約】｜書籍の目次

Amazon商品欄より引用。

１　なにかを選べば、別のなにかをあきらめなければならない
２　お金はどのように増えていくのか
３　楽しいことはすぐに慣れてしまう
４　人生で大事なことはすべてギャンブルが教えてくれる
５　時間には値段がある
６　市場でお金を生み出すには
７　はたらくってどういうこと？
８　ハックする
特別ステージ　人生で役に立つ７つの法則

親子で学ぶどうしたらお金持ちになれるの？【要約まとめ】｜重要な要素

書籍の内容を私なりに解釈してお伝えします。実際の内容は「親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？」を読んでください。

この書籍では、お金に関する重要な概念を8つのステージで説明しています。その中でも特に注目すべき要素がいくつかあります。

8つのステージ

トレードオフ
福利とレバレッジ
限界効用の逓減
ゼロサム
時間の価値
ブローカー
仕事と報酬
得意を見つける

これらの概念を通じて、お金がどのように機能し、私たちの人生や生活にどのような影響を与えるのかについて詳しく解説されています。特に、お金を理解した上で、どのように個人の豊かさや幸福に結びつくかを理解する手助けになります。

もし、8つのステージの用語がわからない場合は、ぜひ「親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？」も併せて読んでみてください。この本では、初心者にもわかりやすくお金の仕組みを解説しており、より深く学べる内容が広がっています。

この書籍は子どもでも分かるように書かれているのが特徴です。ときどき少し難しい言葉を使っていたりするので、そこは大人がサポートすれば子どもでも理解できる内容かと思います。

親子で学ぶどうしたらお金持ちになれるの？【要約まとめ】｜8つのステージ

トレードオフ

「何かを選べば、何かを諦めなければならない」これは、いわゆるトレードオフの考え方です。たとえば、近くのスーパーでお菓子が100円、ジュースが120円で売られているとしましょう。

手持ちのお金が150円だと、どちらか一方しか買えません。どちらかを選ぶと、もう一方を諦めることになります。

しかし、もし持っているお金が1000円だったら、お菓子もジュースも両方買えます。お金があれば、このようなトレードオフを避けることができるわけです。だからこそ、お金は大切だと言えます。

では、時間についてはどうでしょうか？時間に関しては、みんな平等で、1日は24時間しかありません。

たとえば、放課後にA君と遊ぶことを選べば、B君とは遊べません。自分が何を選ぶかは、あなた次第です。時間もお金と同じように、限りある資源ですから、どう使うかをよく考える必要があります。

福利とレバレッジ

「福利」は、時間をかけて得られる「複利効果」のことです。銀行にお金を預けると、最初に預けた金額に対して利息がつきます。すると、その利息にもさらに利息がつきます。これが積み重なることで、最初の少ない金額でも時間が経つにつれて大きな額に膨れ上がります。

小さい雪だるまが、転がしていくごとに大きくなるのに似ています。

同じように、勉強や経験も「福利」に似た形で効果を発揮します。少しずつ積み重ねていくことで、最初は小さかった成果が、時間とともに大きく成長するのです。だからこそ、コツコツと積み上げることが大切だと言われています。

限界効用の逓減

この言葉、「限界効用の逓減」は、書籍を読んで初めて知りました。簡単に言うと、「楽しいことも慣れてしまう」ということです。

ディズニーランドに初めて行ったときの感動は、今でも鮮明に覚えています。ワクワクした気持ちでいっぱいでした。次に2回目、3回目に行った時も楽しいとは感じますが、初めてのような感動は少し薄れてきます。もし、毎日ディズニーランドに通ったとしたら、どうでしょうか？きっと、楽しさも次第に減っていき、最初のような感動は感じられなくなるでしょう。

これが「限界効用の逓減」の考え方です。楽しさや喜びは、繰り返すうちにだんだんと薄れていくのです。

同じことが努力にも言えます。最初は努力をすることで、目に見える成果がどんどん出てきます。しかし、ある程度のところで成長が鈍化し、思うように成果が上がらなくなることがあります。このタイミングで、多くの人は挫折してしまいます。しかし、成長が鈍化したとしても、そのまま努力を続けた人が最終的にプロフェッショナルになり、成果を大きく飛躍させることができるのです。

「限界効用の逓減」という理論は、楽しさだけでなく、努力の過程にも関わっていることを教えてくれます。どんなに楽しいことでも、繰り返すうちに新鮮さは失われる。でも、それを乗り越えて続けた先に、見える世界があるのです。

ゼロサム

「勝つ人と負ける人がいるのがゼロサムゲーム」とは、誰かが得をすれば、誰かがその分損をするゲームのことです。

100円勝った人と100円負けた人がいれば、合計すると0円です。つまり、全体で見るとプラスとマイナスが相殺されて、ゼロサム（合計0）となります。

ギャンブルもその一例です。ギャンブルでは、確かに勝つ人もいれば負ける人もいますが、そこにはさらに「運営に支払う手数料」があります。これがあるため、実質的には「マイナスサム」ゲームとなり、プレイヤーは長期的に負けやすくなります。だから、こうしたゲームに参加するのは避けたほうが良いのです。結局、負ける確率が高いからです。

次に、リスクを管理するために覚えておきたいのが「リスパの法則（リスクパフォーマンスの法則）」です。この法則の基本はシンプルで、「期待値が同じなら、リスクが少ない方を選ぶ」「リスクが同じなら、期待値が大きい方を選ぶ」というものです。

以下の2つの選択肢を考えてみましょう

勝ったら100万、負けたら1万
勝ったら1万、負けたら1万

ここで、リスクはどちらも同じです。なぜなら、どちらも「負けると1万円」というリスクがあるからです。しかし、期待値が高いのは①ではなく②です。なぜなら、①は「勝つと100万」という大きなリターンがあるものの、負けた場合の損失が大きすぎて期待値が低くなる可能性があります。一方、②はリスクが同じでも、勝った場合のリターンが比較的小さいため安定しており、期待値が高くなる場合が多いです。

リスクと期待値をうまくバランスを取ることが、賢い選択をするための鍵になります。

時間の価値

時間には大きな価値があります。今この瞬間も大切ですが、未来の自分も同じくらい大切です。

時間の価値をお金に例えると分かりやすいかもしれません。たとえば、今すぐに100円をもらうとします。でも、もしその100円を1年後に受け取ると、金利で2倍の200円になると考えたらどうでしょうか？　時間が経過することで、得られるものが増えるという考え方です。

自分も同じです。今すぐに努力をしていると、すぐには成果が見えないこともありますが、コツコツと続けることで、1年後には今よりもずっと大きな成果が得られるかもしれません。未来の自分は、今の自分の努力によって能力が倍増していることも考えられます。

時間の価値を理解し、今の自分ができることをコツコツと積み上げていくことが、未来に大きなリターンをもたらすのです。

ブローカー

ブローカーとは、「仲介業者」のことです。世の中では、このブローカーが非常に重要な役割を果たしています。

私がキレイな石を持っていて、それを1万円で欲しい人がいるとしましょう。でも、私はその買いたい人を知らないため、売ることができません。私にとってその石は価値がないので、正直言って手放しても構わないのですが、売りたい人と買いたい人がいるにも関わらず、お互いを知らないので、売買が成立しないのです。

ここで登場するのが「ブローカー」です。ブローカーは、売りたい人と買いたい人を引き合わせ、取引を成立させてくれます。これにより、私が持っている石は、欲しい人に渡り、私は1万円を得ることができるわけです。

そして、ブローカーのすごいところは、取引の「手数料」を自由に設定できる点です。ブローカーがいなければ、売買は成立しないため、その手数料を思い通りに設定することができるのです。

このように、人的ネットワークや仲介の力は非常に強力な武器となります。適切な人を結びつけることで、大きな価値を生み出すことができるのです。

仕事と報酬

人が何にお金を払うか、それは大きく分けて2つです。「自分の代わりに必要なことをしてくれること」と「自分を楽しませてくれること」です。

つまり、誰かにとって価値のあることを提供すれば、対価としてお金をもらうことができます。一方で、必要でもないことや、楽しさを感じないことには、人はお金を払いません。要は、相手のニーズに応えたり、喜びを与えることです。