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【要約】チームX ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームの作り方|本の紹介・あらすじ・書評・感想・レビュー・まとめ

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チームX」を紹介します!

次の方を対象にしています。

  • 書籍「チームX」の内容が知りたい
  • 成果を上げるチーム作りが知りたい


書籍「チームX」を紹介します。「北の達人コーポレーション」がどのようなチーム作りをして成長したのか書かれた一冊です。


人が次々辞めていく、上司と部下の会話がない、
メンバーのモチベーションが上がらない――
◎チーム内コミュニケーションに悩んでいる人
◎若い世代とベテランの育成に悩んでいる人
◎頑張っているのに業績が上がらない人
に最適な一冊!

北の達人コーポレーション(東証プライム上場)
木下社長の「最大化」シリーズ
『売上最小化、利益最大化の法則』は「20年に一冊の本」と人気会計士から評され、『時間最短化、成果最大化の法則』はニトリ・似鳥会長と食べチョク・秋元代表から

絶頂から奈落の底へ」そして「1年でチームの業績を13倍にした」知られざるV字回復のドラマがあった。
しかもその立役者はZ世代のリーダーたち。本書では実話ストーリーを楽しみながら、
「勝てるチームの法則」を初公開する。

Amazonより引用



チームX」を紹介します。


参考:チームX


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チームX【要約】|目次

  • プロローグ──私たちの身に起きていたこと
  • 第1部──最悪期から復活までの道のり
  • PHASE1 自力で飛べない鳥
  • PHASE2 「チームX」の開始──試行錯誤期 ~KPI、教育の仕組み改革~
  • PHASE3 「共通言語化」という壁──変革期 ~共通言語化、タスク管理改革~
  • PHASE4 あと一工夫が生まれる風土──急上昇期 ~風土改革~
  • 第2部──ダブルギネスへの挑戦──異次元の成長期
  • PHASE5 偉業への挑戦
  • PHASE6 変更に次ぐ変更
  • PHASE7 エックスデー
  • PHASE8 メッセージ
  • 第3部──5つの「企業組織病」と5つの「X(変革)ポイント」
  • 【企業組織病1】職務定義の刷り込み誤認
  • 【企業組織病2】お手本依存症
  • 【企業組織病3】職務の矮小化現象
  • 【企業組織病4】数字万能病
  • 【企業組織病5】フォーマット過信病
  • 【チームXのポイント1】KPI
  • 【チームXのポイント2】教育の仕組み
  • 【チームXのポイント3】共通言語化
  • 【チームXのポイント4】タスク管理
  • 【チームXのポイント5】風土
  • おわりに

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チームX【要約】|本書の全体像

「北の達人コーポレーション」は健康食品・化粧品・雑貨の企画、開発、製造、販売事業、ECサイトの運営をしている企業です。


2016年から4年で5倍もの成長を遂げました。しかし、2020年から成長が伸び悩みます。特に1日1000人以上の集客があったものが1日100人台まで落ち込みました。


このままでは業績も下がり企業として不味い!と気付き、試行錯誤し少しずつ変化していく過程も含めて書かれた本です。


やめていく人も増え、苦しい時期が続きます。それでも仕事を楽しいものにし、成果を出せるように、組織全体を変えていきます。この動きを「チームX」と表しています。


そして少しずつ成果がではじめ2023年には1日3000人を超える集客ができ過去最高の成長を遂げました。


そこにたどり着くまでのドラマや、打ち出した施策や考え方が余すところなく書かれています。


どの会社でもチーム作りや組織作りの参考になる部分が多い一冊です。本書を読んで私が大事だと感じた箇所を私なりに解釈して伝えます。

チームX【要約】|適切なKPI

KPIは重要業績評価指標です。簡単に言うと中間目標であり、あくまでゴールに向かうプロセスの目標数値です。


会社の目標が年商2倍なら、それに向かうためのKPIを立てます。たとえば集客2倍などがKPIになってきます。各チームでKPIを立て、それを達成すると会社として年商2倍が達成できるような仕組みです。


そのためKPIはとても大事です。間違ったKPIを立ててしまうと間違った方向に進んでしまします。


目標が年商2倍なのに、コスト削減30%というKPIを立ててもゴールに近づかないのです。会社としてはコスト削減も大事なのですが、目標の年商2倍とはズレています。


KPIを立てるためには会社が「どうなりたいのか?」が最初に必要になります。「北の達人コーポレーション」は「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を定義しました。


次のような事を掲げています。

  • ミッション:当社が果たすべき使命
    • びっくりするほどよい商品で、世界のQOLを1%上げる
  • ビジョン:ミッションを達成するために当社が目指すべき姿
    • 日本を代表する次世代のグローバルメーカー
  • バリュー:価値観
    • 「おもしろい」をカタチにして「ありがとう」を生み出す達人集団


その上で目標があります。書籍の中では1日1000人の集客を取り戻すことに焦点が置かれていると感じました。


そのためのKPIを立てます。KPIで大事なことは「正しいKPI」にすること、実績を「見える化」することです。先程も言ったように間違ったKPIを立てても会社の目指すゴールにたどり着けません。


自分たちの「現在値とKPIの差」を知ることが何より大事です。日々、達成率が上がっているのかチェックする仕組みが必要です。


残りの営業日数、達成率など数値にしたものを毎日共有することで達成しようと意識が働きます。この数字が重要です。


数字を共有しないと半年経って後「蓋を開けてみたら全然達成していなかった」なんてことになります。


KPIをメンバーひとりひとりが意識して、どうすればKPIの達成に近づき、それにより自分が評価されるのかを理解できるようにします。


会社の目標を作る → 各チームのKPIを作る → 個人のKPIを作る」となれば自分がどのように、何を頑張ればいいのか分かります。自分ごと化します。


逆に見ていくと「個人がKPIを達成する → チームがKPIを達成する → 会社の目標が達成される」 の流れになります。全体がつながっていますよね。


個人と会社がちゃんと繋がっていて、みんな同じ方向に正しく協力しながら進んでいくのがベストです。


KPIのもうひとつ大事なことは他者と協力することで相乗効果が生まれるように設定することです。組織として良くないのは、個人が自分の評価だけを追い求めてしまい、他者と協力しなかったり、時には蹴落とそうと考えたりすることです。


そうではなく他者と協力したことで全員良い結果が出たら一番いいですよね。

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チームX【要約】|目的から逆算で考える

達成できるとわかっているものは「目標」ではないといいます。達成が難しいから「目標」になるのだと。


1日1000人を達成した直後に、過去最高である1日1714人を超える目標を立てました。順当に進んでも達成できないので、ゴールから逆算して考えます。


集客を2倍を分解すると「1.4 × 1.4」です。2つのものを1.4倍にし、それらをかけ合わせれば合計2倍の集客にできます。


難しい目標を分解して、達成できそうな単位まで落としたのです。

  • どうなればゴールできるのか最終目的を明確にする
  • 最終目的を達成する方法を複数探す
  • 実現させるために最も簡単な方法を選ぶ



特に良かったのはハードワークに頼らず仕組みや方法で解決することを優先したいことです。2倍働いて2倍の結果を出すのではなく、仕事量を変えずに成果を出そうという考え。


さらに稼いだ以上に使わないルールもありました。


ルールを決めることで、その中でやりくりするようになります。また集客できたのにお金がほとんど無くなりました、では企業として致命的です。


これらのルールを最初に決めて取り組んだことで成果に繋がったと感じます。

チームX【要約】|情報共有

なんといっても組織は人が資本です。どう働いてもらうかによって成果は大きく左右されます。


また組織が大きくなるほどに横のチームとのつながりが薄れガチです。たとえば1000人規模の会社なら全員とコミュニケーションするのは大変です。


ですから自分のチーム内しか見えなかったり、社内の繋がりが途絶えガチにはなります。ですが、チーム内だけで持っている「有益な情報」は意外と多いものです。


それを他のチームに伝えることで会社全体のパフォーマンスが上がることもあります。


組織にはそのような役割をするリーダーや繋ぎの役割の人が必要だと思います。


たとえばリーダーや部長が2つ以上のチームの目標を持った場合、複数チームの目標を達成するために情報共有が欠かせないものになるでしょう。


横断で見れる人がその役割を持つことでチームは成長していきます。

チームX【要約】|お手本

気をつけたいのは成果がでているからと言って毎回真似をしてしまうことです。


お手本ばかり見て作ってしまうと新しいものが生み出せなくなりますし、それが唯一の正解だと思ってしまいます。


良いところは真似をしますが、その見定めをするのも大事になりますね。

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チームX【要約】|リーダーとタスク管理

間違った方向に行ったり、タスクが正しいかを確認するためにリーダーの存在が重要です。リーダーが管理できないと、成果の出せない弱いチームになってしまいます。


どの人をリーダーに専任するかによってチーム全体の成長が変わってきます。


チームX【要約】|教育

組織が大きくなるほど教育が大事になります。なぜなら会社をやめる人、新しく入ってくる人と様々な人が入り乱れる中で、同じように成果を出してもらう必要があるからです。


そのために自社オリジナルの教育プログラムがあるとベストだと言います。会社によって売っている商品やサービスは違いますし、全員に通用する教育プログラムは自社内にしかありません。


だからこそ自社で作っていくのが良いでしょう。もちろん最初から完璧なプログラムは作成できないので、少しずつブラッシュアップしていくつもりで作るのが良いです。


「北の達人コーポレーション」でも様々な社内の教育があります。


気になったのは「着眼法研修」です。


広告のクリエイティブを作る中で、他の広告を見て「なぜそれが良かったのか」「なぜクリックしたのか」などを自分で分析するものです。その「なぜ」は人によって違うのも面白いところです。「画像が気になった」「1行目の文字が気になった」など様々です。それを共有することでクリエイティブ力が上がっていきました。


チームX【要約】|共通言語化

「着眼法研修」もそうですが、名前をつけて共通言語化することで社内に浸透していきます。


共通言語することで、それがどのようなものか認識が持て、人に説明できるようになります。よって後世にも正しく引き継がれていきます。


以上が書籍「チームX」の私なりのまとめです。実際は物語になっていて、どのような時系列で、何をして、どうなったのか詳細に書かれています。気になった方は手にとってみてください。

参考:チームX


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  • この記事を書いた人

おやすみドリー

ビジネス書籍を中心に年間100冊以上の本を読む | Audible(オーディオブック)、kindle(電子書籍)の読書方法を紹介 | 世の中の素晴らしい本をたくさんの人に届ける | ビジネス書・マーケティング・自己啓発・小説・漫画を幅広くインプット | ビジネス思考・読書方法・文章の書き方も発信中

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