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【書評】夜に駆ける YOASOBI 小説集|本の紹介・あらすじ・感想・レビュー


Ayase と ikura 2人からなる「小説を音楽にするユニット」 YOASOBI。


第1弾楽曲「夜に駆ける」の元となった小説です。


  • 第一章「夜に駆ける」 - 小説「タナトスの誘惑」/「夜に溶ける」(星野舞夜 著)
  • 第二章「あの夢をなぞって」 - 小説「夢の雫と星の花」(いしき蒼太 著)
  • 第三章「たぶん」 - 小説「たぶん」(しなの 著)
  • 第四章 タイトル未定 - 小説「世界の終わりと、さよならのうた」(水上下波 著)



「あの夜をなぞって」「たぶん」も楽曲になっています。そんな「夜に駆ける」を紹介します。


参考:夜に駆ける


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夜に駆ける|あらすじ

「夜に駆ける」あらすじ。ネタばれはありません。

夜に駆ける

「さよなら」と彼女からLINEが来るところから物語がはじまる。


僕と彼女、2人の話。マンションの屋上に立つ彼女、何を想っているのか。彼女が飛び降りてしまうと思い慌てて止める僕。


世の中には2種類の人間がいるという。


生に対する衝動「エロス」と死に対する衝動「タナトス」の2種類。


2人はどうしたいのか。このあと、どうなるのか。

あの夢をなぞって

双見楓、一宮亮の2人が主人公。高校1年生の物語。


二人は予知夢を見る。しかし、お互いにその事実は知らない。


そして、予知夢にはルールがある。予知したことを1度だけ変えることができる。でも変えてしまえば予知の能力を失うというもの。


お互いに花火大会の日に告白される夢を見た。花火大会が近づき、お互いに意識しはじめる。


果たして予知通りに告白されるのか。


たぶん

家で寝ていたところに誰かが入っているところから物語がはじまる。


合鍵を持っているのは「あいつ」だけ。でも、もう別れている。


突然帰ってくるなんてことがあるのか?それも母親か?泥棒か?


顔を見ると「ぎゃあ」。そこにいたのは。


未発表曲

ギターやベース、ドラムセット、トランペットなど楽器が乱暴に床に投げ出されている。


「楽器の墓場」と呼ばれる部屋の中にいる男性。そこに迷い込んだ女性。


世界では「終末宣言」が発表されていた。世界が終わるのだ。


この物語は、世界最後の日に「楽器の墓場」で出会った男女の話。たまたま出会った二人は最後の日に何をするのか。



夜に駆ける|感想・レビュー

1つ1つが短い物語なので読みやすい。特に「夜に駆ける」は20ページ程度なので、さらっと読める。


さらっと読めるわりには、ゾッとする物語だ。


どの物語も主人公は違うものの「僕と君」の2人で進んでいく。内容は壮大だが、登場人物が少なく、2人だけの世界。それを楽しむ。


ライトに小説を楽しみたい人には良い本だと感じる。長すぎず、短すぎず、丁度よい長さであり、分かりやすい物語。


逆に小説が大好きな人にとっては物足りないかもしれない。YOASOBIが好きな人、ライトな本を読みたい人にはおすすめできる。


また小説と楽曲のコラボというのが良い。私は小説を読んだあとに、YOASOBIの楽曲を聞いた。小説と楽曲がリンクして不思議な気分になった。


友達と映画を見に行って帰りに感想を言い合ったような感じだろうか。独りで読んだ私の気持ちを「YOASOBIの歌詞」が代弁してくれたような感覚になる。面白い体験だった。


ぜひ楽曲と小説どちらも楽しんで欲しい。


参考:夜に駆ける


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  • この記事を書いた人

おやすみドリー

本の要約をする人 | 年間100冊は本を読む | Audible(オーディオブック)、kindle(電子書籍)など読書方法を紹介 | 良い本をたくさんの人に届けたい | ビジネス書・マーケティング・自己啓発・小説を幅広くインプット | ビジネス関連・忘れない読書方法・文章の書き方なども発信中

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