「鬼時短」を紹介します!
次の方を対象にしています。
- 書籍「鬼時短」の内容が知りたい
- 残業を減らしたい
- 企業の働き方改革をしたい
書籍「鬼時短」を紹介します。どのように残業を減らすか、実例を元に紹介されています。
◆電通の時短改革「社長特命」から2年間の激闘で学んだすべて◆
効率化、働き方改革、生産性向上、新規事業……あらゆる改革に効く
1カ月で「10万時間」削減の全手法を初公開!現場が改革に抵抗する「本当の理由」を知ることが、
あらゆる改革の第一歩となる――超「具体的・実戦的」な
Amazonより引用
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「鬼時短」を紹介します。
参考:鬼時短
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鬼時短【要約】|書籍の目次
Amazon商品欄より引用。
- はじめに 経営陣のみなさん、いまこそ「時短」すべきです
- 序 章 「社長特命」が下った日
- 鉄則1 社長は「私欲」で訴えよう
- 鉄則2 現場が抵抗する「本当の理由」を理解しよう
- 鉄則3 現場の主は社長が自分で口説こう
- 鉄則4 現場の「すべて」を肯定しよう
- 鉄則5 トラブル処理は「すべて」引き受けよう
- 鉄則6 改革の「本質的価値」は語らない
- 鉄則7 「結果」で納得を得よう
- 鉄則8 「内部統制」という言い訳を封じよう
- おわりに 「時短」の向こう側にある世界
書籍を読んで感じたこと、感想などをまとめます。
鬼時短【要約】|まとめ
この書籍は個人の時短テクニックではありません。企業全体として、時短にどのように取り組めば言いのか書かれた書籍です。
そのため、組織をまとめる人や、労務などの方向けの本だと感じました。残業が問題となっていた電通が残業を60%削り、成果もアップさせた物語です。
目次を見ていただくと分かるように鉄則がまとめられています。次の8個です。
鉄則
- 鉄則1 社長は「私欲」で訴えよう
- 鉄則2 現場が抵抗する「本当の理由」を理解しよう
- 鉄則3 現場の主は社長が自分で口説こう
- 鉄則4 現場の「すべて」を肯定しよう
- 鉄則5 トラブル処理は「すべて」引き受けよう
- 鉄則6 改革の「本質的価値」は語らない
- 鉄則7 「結果」で納得を得よう
- 鉄則8 「内部統制」という言い訳を封じよう
上位層と現場が一丸となる
鉄則を見ると分かりますが、上位層(経営層)と現場の相互理解が必要不可欠です。
上位層が一方的に言ったところで、現場は上からの指示で無理やりそれをやっている、という空気になりかねません。それでは浸透するものも浸透しません。
だから現場と良く話し合う必要があります。
書籍を読んで大事だと思ったことをいくつか紹介しますね!
残業代は減らさない
残業の多い企業だと、社員が残業代も込みで生活している場合があります。そのため残業を減らすことは給料が減ることに繋がり、現場が反対するケースがあります。
電通では、残業代を減らすものではないという説明をしました。必要によっては補填やベースアップも必要だと思います。それでも企業を健全な状態にするために必要なことです。
仕事をして成果を上げているのは現場です。そこを大事にできなければ、今後成果を上げるのは難しくなるでしょう。
現場を安心させるために、残業を減らすが、給料は減らさない約束が必要でした。
目指すは残業が減り、成果も上げることです。
文化は変えない
「卓越したサービスを提供する」という文化がありました。「そこまでやるの?」というところまで徹底的に行うが電通です。
それによりお客さんに喜んでもらっています。これは文化であり変えてはいけないところです。
文化を変えようとして失敗したケースをいくつも見てきました。だから文化を変えずに残業時間だけを減らすことに集中するのがいいのです。
そのためお客さんには卓越したサービスを届け続けます。残業代を減らしたせいでサービスの質が落ちたら本末転倒です。
経営層が現場を理解する
各現場には、そこを仕切るリーダーのような存在がいます。その人がいるおかげで、現場がまとまっていたりします。
その人としっかり話し合い、仲間にしましょう。その人との関係で、残業を減らすミッションが成功するかが決まるといっても良いでしょう。
現場がOKしなければ、時短は達成できないのですから。つまり根回しです。大きな企業になればなるほど、根回しが重要になります。
現場が上層部に根回しするのではなく、上層部が現場に根回しするのが大事です。上層部が頑張らなければ達成できないのです。
なぜなら現場は何年も残業のある生活を送っていて、それが普通になっているからです。
変わるのは企業全体です。
こうあるべきだと押し付けない
上層部が「こうあるべきだ」と意見を押し付けないようにしてください。
これをすると結局、上層部が言ったことを行うだけのロボットになってしまいます。そしてモチベーションの上がらない社員はやめていきます。
対話がすべてです。現場が今何を思っていて、何を大切にしているのか。ちゃんと聞く耳を持ちます。
ムダなことをしていても否定はしません。まずは受けとめます。
たとえば上層部が「この工程や作業は要らない、要る」のような判断もやめてください。上記で述べたように、ただ押し付けるだけになります。
何をしているか作業やタスクの棚卸しをするのは良くて、その後、どのように改善していくかは上層部が決めるのではなく現場と話し合って決めていきます。
このときも根回しが重要です。リーダーのような人とどのように進めるか相談できるのですから。
鬼時短【要約】|鉄則のコツ
鉄則は次のようなことを伝えています!
- 鉄則1 社長は「私欲」で訴えよう
- 社長が何を求めているのか、自らの言葉で説明する
- 何度も伝え続ける。1度で伝わるとは思わない
- 「現場で考えろ」など任せるのではなく、上層部が自ら動く
- 鉄則2 現場が抵抗する「本当の理由」を理解しよう
- 現場が抵抗するわけを確認する
- それを受け止める
- 鉄則3 現場の主は社長が自分で口説こう
- 社長が現場の主と話す機会を設ける
- 現場の意見を受け入れる
- 主を仲間にする
- 鉄則4 現場の「すべて」を肯定しよう
- ムダな作業があっても否定せず受け入れる
- 作業を分解して棚卸しはする
- 現場から改善案を出してもらう
- 鉄則5 トラブル処理は「すべて」引き受けよう
- トラブルは起こるものと考える(ゼロにはならない)
- 社長自ら動いて解決してみせる
- ミスが起きても責めない(責める風土があるなら排除する)
- 鉄則6 改革の「本質的価値」は語らない
- 「べき論」を押し付けない
- 強みを伸ばすことを伝える
- 鉄則7 「結果」で納得を得よう
- 小さなゴールを達成して現場を含めて進められている実感を持つ
- 鉄則8 「内部統制」という言い訳を封じよう
- 内部統制チームが改革に前向きになるように説得する
書籍にはより具体的な内容が書かれていますので、気になる方は本書をお読みください。
参考:鬼時短
最後に本をお得に読む方法を2つ紹介します。
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