
次の方を対象にしています!
- 書籍「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」の内容が知りたい
- Web1.0〜Web3までを知りたい
- DAOについて知りたい
- NFTやメタバースについて知りたい
「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」を参考に説明します。
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Web3とDAO 要約|Web1.0で叶わなかった夢がWeb3で叶う。まとめ
Web3は2014年頃にイーサリアムの共同開発者のギャビン・ウッドによって使われた言葉。Web3の前にWeb1.0、2.0について説明する。
コンピュータがインターネットに接続され、Webサイトが見れるようになった状態をWeb1.0としている。当時はコンピュータを使い、Yahooなどで検索してホームページを閲覧するのが主流だった。
そこからスマホが登場し、誰でも簡単にインターネットに接続できるようになった。SNSが流行りだし、誰でも発信できる世界になった。回線速度が速くなりYOUTUBEのような動画共有もできるようになった。これがWeb2.0。
最近ではWeb3と言われるようになった。きっかけはビットコインだ。ビットコインによりブロックチェーンと呼ばれる技術が注目されるようになった。ビットコインは仮想通貨(暗号資産)だが、それを発展させたイーサリアムが2014年に公開された。
イーサリアムはスマートコントラクトという機能を兼ね備えている。これによりブロックチェーンの上でアプリケーションが動かせるようになった。ブロックチェーンは誰の目にも見える形で、すべての情報が公開されている。いつ、誰が、何をしたのか全て記録される仕組みだ。ブロックチェーンを使ったサービスが出始めてきた。
今までの違いとしては、フェイスブックであればMeta社がすべての情報を持っていた。しかし、ブロックチェーンになると全ての情報がインターネット上だけで管理される。さらに誰も改ざんはできない。どの会社にも依存しない形でサービスが展開できるようになった。
Web3とDAO 要約|Web3の全体像。まとめ
Web3のバズワードが7つある。
- NFT
- Non-Fungible-Tokenの略であるNFT。これまでデジタルデータ(画像や音声)はコンピュータで簡単にコピーが可能であった。しかしブロックチェーンにより、その所有者を履歴として残せるようになった。デジタル上で本物と偽物の区別がつくようになったのだ。
- 2018年に「CryptoKities」というゲームが話題になり、ゲーム内でNFTが扱われた。
- メタバース
- 仮想空間。VR業界がイメージしやすい。ヘッドマウントディスプレイを装着して仮想空間を歩いたりできる。
- 今後はブロックチェーンもそこに入ってくる。仮想空間での買い物は、仮想通貨で行えるようになったりするのだ。
- The SANDBOX、Decentralandはブロックチェーンと組み合わせた仮想通貨を提供している
- Defi
- Decentralized Financeで分散金融と呼ばれている。
- 銀行の代わりに仮想通貨の交換や、送金ができるようになった。
- コンピュータが制御しているため24時間動き続ける。銀行の代わりになりえるサービス。
- GameFi
- ゲームの中で利益を得ることができる。
- ソーシャルゲームは運営が儲かる仕組みなっていたが、ブロックチェーンゲームは参加者全員が儲かる仕組みになっている。ただし必ず儲かるとは限らず、損をすることもある。
- Axie InfinityというゲームがGameFiの魁となり、ゲーム内でのキャラクターが一時期は一体10万以上の値段がついた。
- ソーシャルトークン
- 個人やコミュニティーが持つトークン(仮想通貨)であり、コミュニティの参加券として用いられる。
- DeSci
- Decentralized Scienceの略で、分散型サイエンスという意味。
- 新しい治療薬やデータ獲得・支援のためにVitaDAOが生まれた。運営のためにブロックチェーンやトークンが利用されている。
- Refi
- Regenerative Financeの略で、再生金融という意味。
- 自然の破壊に関するコストと自然の回復に関する利益を内部化するような通貨システム。
これらの支えているのがブロックチェーンであり、有名なチェーンは次のものがある。
- Ethereum イーサリアム
- Polygon ポリゴン
- Solana ソラナ
- Avalanche アヴァランチ
- NEAR ニア
- BSC バイナンススマートチェーン
- Flow フロウ
- GnosisChain グノーシスチェーン
- Polkadot ポルカドット
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Web3とDAO 要約|個人がオーナーシップを持つ世界。まとめ
サービスとユーザとの関わりが変化している。
- Web1.0 利用者
- Web2.0 利用者権、発信者
- Web3 オーナーシップ権、利用者
NFTはデジタルデータでありながら自身でそれを所有している。自分が許可しない限り、誰かに渡すこともできない。管理している会社があればアカウントを凍結したり、資産を差し押さえたりがあるが、Web3ではそれがない。ルールを設定できるのはプロトコルと呼ばれるソフトウェアだからだ。ブロックチェーンは決められたルールで動き続けているだけで誰かが勝手にそれを変更できない。誰かのアカウントをBANしたくてもできないのだ。
Web3においてコミュニティが大きな意味を持つ。同じNFTを持つコミュニティはファンクラブではなく、全員が所有者なのでオーナーの集まりなのだ。関わる人が全員オーナーになっていくことを頭に入れておく必要がある。
次のインターネット会社で必要なのは、一定の投機性があり、コミュニティがあり、長期的な視点を持っているものだ。
Web3とDAO 要約|DAOとイノベーションのは快適加速。まとめ
Uniswapはトークンの交換を分散敵にやろうとしたプロジェクト。今までトークン(仮想通貨)を交換するときはコインベースなどの取引所で行う必要があった。しかし、スマートコントラクトを使うことでプログラムだけでトークンの交換を可能にしたのがUniswapだ。
Uniswapで常に動いているスマートコントラクトがユーザのトークンAと別のユーザのトークンBを自動的に交換する。すべて自動化されているため、このシステムは半永久的に止まることはない。
次にDAOについて説明する。Decentralized Autonomous Organizationであり自律分散型組織と呼ばれている。何かしらのミッションを中心に組織されたグループやコミュニティであり、トークンを利用して参加者へのインセンティブを調整できる。つまり報酬が支払われる。DAOとは簡単にいうと「中心のない、ミッションドリブンのコミュニティ」である。
DAOの特徴としては中心にリーダーがいなくても、組織自体が自律的に活動し続けられる仕組みになっている。Web3では組織も分散が前提。
しかし、コミュニティ立ち上げ時はビジョンやミッションを掲げるリーダー的な人物が必要な場合もある。その場合、段階的にコミュニティに権限を移譲し、リーダーがいなくても成り立つ組織にしてく。
DAOでは24時間365日、株主総会が繰り広げられている。全員オーナーのため、フォーラムという掲示板で絶えず議論が続けられている。現在はDiscordというコミュニケーションツールを使うのが主流だ。
ある程度議論の方向性が決まってくると、誰かがプロポーザル(提案)を書く。それを投票によって可否を決める。この場合、オーナーが投票権を持つ。
Web3とDAO 要約|DAOの入り方、DAOの作り方。まとめ
エコシステムとは「生態系」を指す言葉であり、DAOのエコシステムにはどのようなジャンルがあるか分かれば、理解が深まる。
- DAO Operating System
- DAOの運営を行うためにツールやソリューションを提供する。
- DAOのスマートコントラクトを発行できるツールなどがある。
- Investment DAOs
- DAOやプロトコルに投資していくためのDAO
- メンバーで資産を持ち合い、ベンチャーキャピタルのように投資を行っていく。
- Grants DAOs
- Grantとは助成金でソフトウェアを開発している人の助成金を渡す。
- 受け取った人は原則返済は不要。
- 金銭的に支援することでプロジェクトを進める。
- Collector DAOs
- NFTの購入や共同保有を目的にしているDAO。
- Protocol DAOs
- プロトコルそのものを維持、運用、改良していくためのDAO。
- Service DAOs
- Protocol DAOよりも明確なサービス全般を提供するDAO。
- Social DAOs
- ソーシャルトークンと呼ばれる、プロトコルより未ミュニティベースなテーマ設定からDAOとして成長してきた分野。
- Media DAOs
- メディアが担当する記事執筆・公開などの作業をコミュニティベースで行う。
実際にDAOに入るためには、どうすればよいのか。1つはDAOで用いられるネイティブトークンを買う。Protocol DAOであるUniswapはUNIトークンを持っていれば自動的にDAOで行われる投票に参加できる。
もう1つはDAOの入会時に審査が行われるケース。Social DAOのFWBは審査フォームがあり、指定のトークン購入をしたあとに入会できる。
またDAOでも乗っ取りがある。トークンが投票券になっていることから大量にトークンを持っている人が優遇されてしまう。それにより大量のトークンを持っていれば、自分の好きなように操作できてしまう。
Web3とDAO 要約|すべてのサービスがプロトコルになる。まとめ
プロジェクトがDOAになることで、参加者は投資家にもプロジェクトオーナーにもなれる。コモンズをDAOで運営することで、Web2.0のようなステークホルダー同士の目的のズレがなくなる。これがWeb3の利点である。
また、今までとは構図が逆になり、インターネットサービスが企業の参加に入るのではなく、インターネットサービスをDAOや個人が支える形に変わっていく。
「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」を参考に説明します。
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