
次の方を対象にしています!
- 書籍 「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 の内容が知りたい
- 考え方を学びたい
- 答えないの問題の解き方を知りたい
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 を参考に説明します。
\ 聞き流せる本!Audilbe無料体験期間中 /
>> 詳しく知りたい方へ!Audibleで無料で本を聴く方法を徹底解説
目次
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 要約|答えのないゲームの戦い方をしませんか?。まとめ
学校で教わってきた問題には 1 + 1 = 2 のように答えがあります。しかし、ビジネスになると話は別です。たとえば「キャリアをどう築くか?」には答えがありません。
答えがないから「合っているか?」と聞かれても答えてくれる人はいません(自分なりの意見を言う人はいます)。答えないビジネスにおいて、できる限り後悔しない選択ができるよう「考える技術」が必要です。
答えがないゲームの戦い方
先程の通りビジネスには答えがありません、にも関わらず上司に「これは合っていますか?」と聞いてしまう人がいます。この行為は上司に「答えのないゲーム」をさせて、自分は「答えのあるゲーム」に参加している状態です。相手が求めているのはあなたが「答えのないゲーム」に対してどう考えるかです。
答えのないゲームのルールは3つです。
- プロセスがセクシー:セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー
- 回答だけでは価値はない。プロセスが最高で非の打ち所がないのだから、そのプロセスからでた答えは最高
- 2つ以上の選択肢を作り、選ぶ:選択肢の比較でより良いものを選ぶ
- 絶対的な答えがないのだから「相対的」に答えに近づく必要がある
- 比較することで「なぜそれを選ぶのか?」が言語化される
- 最低2つはアイデアを出す。新規事業であれば8個はアイデアを出す
- 炎上、議論が付き物:議論することが大前提。ときには炎上しないと終われない
- 基本的に意見が違う人がでてくる。もし意見がでてこないなら、参加者がポンコツか、あなたが偉すぎるかのどちらか
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 要約|示唆。まとめ
示唆とはファクトから言えることです。日々の生活でも示唆は使われています。
たとえば、仲のいい友達が髪を切ったら「イメチェン?失恋?」と聞くシーンがあります。これはファクト「髪を切った」で、示唆が「失恋」です。
2つの口癖(自分に問いかける言葉)を身に着けましょう。
- 示唆はファクトから言えること:ファクトを見た時は何が言えるか?を考える
- 示唆は本人に聞くまで本当かは分かりません。しかし、ファクトから示唆を出すんだ!という気持ちが大事
- 見たままですが:ファクトをファクトとして認識し、示唆と区別するための言葉
- 示唆が浮かばなかった場合に、とりあえずファクトを言うねというニュアンすが伝わる
「見たままですが、売上が上がってますね」というと「そこから何か言えるっけ?」と考えるようになります。
また100人中3人が「そうだね」となる示唆をプラチナ示唆と呼んでいます。理由を聞けば「なるほど」となる人がいる示唆です。これを超えて1人しか「そうだね」とならない場合は、単なる勘になります。
「見たままですが」→「何が言えるっけ?」→「それは何人中何人?」と考えます。この示唆自体も「答えのないゲーム」です。
この示唆と「答えないゲーム」の戦い方をかけ合わせます。
- プロセスがセクシー:示唆自体は正解、不正解を判断できないので、プロセスで勝負するしかない
- 2つ以上の選択肢を作り、選ぶ:示唆には答えがないので無限に出せる。いくらでも示唆を出せる中から2つに絞るのがポイント。1つしか出せないのはただの思いこみ
- 炎上、議論が付き物:議論は示唆のぶつけ合い
次に示唆には必ず対比が存在します。「同期のスズキさんが1年目で昇進したらしいよ」と聞いた場合、示唆は「スズキさんは優秀である」となります。これを具体的にすると「他の人は3年かけて昇進するにも関わらず、スズキさんは1年で昇進した。だからスズキさんは優秀だ」となります。これを「にもかか構文」と言います。
「見たままですが」→「何が言えるっけ?」→「それは何人中何人?」→「にもかか構文で考える」
「にもかか構文」を桃太郎に置き換えてみます。示唆「大きなことを為すには仲間が必要だ」。ファクト「桃太郎は猿・キジ・犬をマナカにして鬼を倒した / 桃太郎は一人では鬼を倒せなかったはずだ」
これを3構造にしてみます。「桃から生まれた桃太郎は」→「猿・キジ・犬をお供にし」→「鬼を倒した」となります。
この「3構造」「対比」「示唆」が揃ってゴールとなります。
同じように桃太郎を別の方向から見てみると「桃から生まれた桃太郎は」→「きび団子で」→「猿・キジ・犬を仲間にした」となります。
この示唆は「仲間を作るには対価が必要だ」。対比は「桃太郎はきび団子で、猿・キジ・犬を仲間にした / 桃太郎はきび団子がなかったら仲間は誰もいないだろう」となります。
ここまでで選択肢が2つになりました。「大きなことを為すには仲間が必要だ」と「仲間を作るには対価が必要だ」です。これが「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」ことです。選ぶためには桃太郎の示唆としてふさわしいものを選ぶ議論をします。
桃太郎にも100人中3人ぐらいが賛同するプラチナ示唆もあります。たとえば3匹だけを仲間にしたところを見て「何か事を為すには、自分を除いて3人のチームがよい」などです。
\ 聞き流せる本!Audilbe無料体験期間中 /
>> 詳しく知りたい方へ!Audibleで無料で本を聴く方法を徹底解説
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 要約|B○条件(ビーまる条件)。まとめ
B○条件とは「B案(相手の主張)が○となる条件を示して、その条件を否定した上で、A案(自分の主張)に誘導する議論の説得手法」です。
自分と相手の意見が違った場合にいくつかルートが考えられます。
- A○:自分の意見を丁寧に説明する
- 相手)正しそう、頭に入ってこない
- 相手)それはあなたの意見でしょ
- B✗:相手の意見を直接否定する
- 否定だけするから炎上する
- B○:相手が○となる条件を提示して、その条件を否定する
- 自分と相手の意見を真っ向から対立させて議論してしまうと「答えのないゲーム」においては「水掛け論」となってしまう
- だから相手の意見を直接否定してはいけない。相手の意見を直接否定した瞬間に水掛け論になる
- だから相手の意見が○となる条件を提示した上で、その条件を否定するのがよい
- もし○○だったらあなたの意見が正しい。だけど今回は○○ではないので、あたなの意見は正しくない
B○条件は説得、交渉の技術、思考テクニックです。また相談の聞き役としても使えます。
- 説得:自分の意見を持つスタンスを取る
- 相談の聞き役:自分の意見を持たず、スタンスも取らない
もしA本とB本どちらを先に読むか迷っていると聞かれた場合。○○を学びたいならA本、でもXXを学びたいならB本。とスタンスを取らないこともできます。このように相談の聞き役のBO条件から練習すると良いでしょう。いきなり説得を試みるのは取るのは難しいものです。
今後、議論や相談を受けた時は即座に答えず「もし○○という条件ならXXで賛成だけど、そうじゃなければ反対。実際はどうなの?」と考える癖をつけましょう。
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 要約|ゲーム&ゲーム。まとめ
ゲームの内容は教えられずルールだけ伝えられたとします。そこから、これがどのようなゲームかを考えます。
このときに4ステップあるのですが、その順番を守って考えてください。思考のプロセスになります。
- ステップ1:論点を立てる
- ルールを見ていきなり何か考え始めるのはやめてください。必ず論点を先に立てます
- 論点(目的)がなければ、何も生まれません。論点を立てず何かを作業してはいけません
- 論点は「現状、何がわかれば、わかったと言えるのか」です
- 具体的に知りたいことを箇条書きで書いてみましょう
- 擬態的に知りたいこと=論点を立てること
- 例)サッカーをどんなゲームかしらない人に教えるには?
- 1:このゲームの勝ち負けはどう決まるか?
- 2:このゲームの進め方は?
- 3:このゲームは何が面白いのか
- ステップ2:ファクトから示唆を抽出する
- ファクトから論点に当てはまることを考え、示唆を出していきます
- 例)ゲームの対象年齢は7歳以上(ファクト)
- 6歳ではなく7歳以上でなければならない(ファクト)
- 幼稚園児ではなく小学生が対象ということは足し算、引き算が関係するゲームかもしれない(示唆)
- ステップ3:仮説を作る
- 仮説思考は「四の五の言わずに、与えられた情報から論点に対しての答えを作り切ること」。大事なのは作り切ること
- すべてのファクトを同時に活用して仮説を作るのではなく、いくつかのファクトと示唆に絞って仮説を作るのがコツ
- 仮説は複数作りましょう
- ステップ4:仮説を検証する
- ファクトや示唆と辻褄が合わない箇所を修正していきます
- 行き詰まったらステップ3に戻って考え直す
- リアリティとスウィッチを入れます。つまり具体的に想像します
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術 要約|5つのゲーム感覚。まとめ
理解ドリブンと暗記ドリブンというのがあります。理解ドリブンは理解したら学習終了です。暗記ドリブンは暗記したら学習終了です。ここの結論としては「理解ドリブンより暗記ドリブンでいこう!」です。
電化製品を買ってなんとなく使い方がわかったら、それ以上調べたりしない人が多いですよね。これが理解ドリブンです。大体理解したからOKというスタンスです。しかし暗記ドリブンをおすすめします。
「難題に出会う」→「なんとなく解き始める」が理解ドリブンで、「難題に出会う」→「暗記したことを思い出す→それを頭の中に浮かべ、その教えを元に解き始める」のが暗記ドリブン。
他のゲーム感覚や具体的な内容は本書をお読みください。
\ 聞き流せる本!Audilbe無料体験期間中 /