
次の方を対象にしています!
- 書籍「ストーリーで語る」の内容が知りたい
- あっきゃんの考えを知りたい
- ストーリーテリングを知りたい
ストーリーテリングは伝えたいメッセージを物語で届ける手法です。ツイッターで「あっきゃん」として活動中の秋山楓果さんの「実話×ストーリーテリング」の話。
ストーリーテリングを学びたい人も、あっきゃんの活動を知りたい人にもおすすめな一冊です。「ストーリーで語る」を参考にお伝えします。
参考:ストーリーで語る
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ストーリーで語る。要約まとめ
はじめに
小学校の頃から国語が苦手だったけど、ツイッターで発信をはじめた「あっきゃん」。アカウント名は「誰でも読める」「呼びやすい」「名前被りが起きにくい」を意識してつけたものです。ツイッターをやるにあたって目的を考えた。目標は「アウトプット力を上げるために文章力を上げる」こと。
目的がないとナアナアになってしまうので、目的を明確にすることは重要。さらに「誰に」「どういう立場で」「何をツイートするか」を明確にする。あっきゃんは「共感する文章」「大阪の20代OLに向けて」「日常の一コマ」にしました。すると一気に火がつき「短文羅列×情景描写×140文字=あっきゃん」という公式ができ、フォロワーがみるみる増えていきました。
気づいたときにはツイッターをはじめてから85日で1万フォロワーを超えていました。ツイートする内容に1日何時間も費やす日々。
良いツイートとは「タメになる」「共感できる」「考えさせられる」のいずれかを含みます。しかし、タメになるものは似たりよったりで表情・感情がないことに気づく。共感を得られたとしても、没個性になってしまう。オリジナリティを入れるには、自分なりの視点を入れることです。どこにでもあるような文でも、自分の気持ちを少しいれることで自分の文章になります。
ストーリーとナラティブ
英語には「物語」という意味のナラティブ、ストーリーという言葉があります。
- 語り手のための「物語」がナラティブ
- 受け手のための「物語」がストーリー
ツイッターで意識したのはストーリーの方。主人公は常に読者。そしてストーリーは結論(伝えたいメッセージ)に向かって収束していくイメージ。これがストーリーで語る!の正体です。ここでナラティブがダメというわけではなく、ストーリーとナラティブに優劣はなく、どちらにも良さがあります。
ストーリーを書きたいなら5W1Hを意識します。
- When いつ
- Where どこで
- Who だれが
- Why なぜ
- What 何を
- How どう書くか
これに加えて「Whom 誰に対して書くか」を意識します。子どもに対して話すのか、目上の人に話すのか、友達に話すので言葉が変わる、つまり対象によって口調や抽象度が違うのです。
さらに物事を説明するのにゴールデン・サークル理論を使うと伝わります。
- Why(ミッション):何のためにそうするのか?
- How(マーケティング):商品・サービスはどのように役立つのか?
- What(開発):その商品・サービスは具体的にどのようなものか?
長文を書く
いきなり「長文を書いて」と言われても何を書けばいいか分かりません。長文を書くコツは、それぞれ以下のようにフェーズを分けて考えていくことです。
- 書くテーマを決める(企画)
- ストーリーティングをテーマにする
- テーマに関する自分への質問を書き出す(項目出し)
- ストーリーティングはどういう意味?
- ストーリーティングをすると何がいいの?
- ストーリーティングを書くコツは?
- 質問を並び替えて全体の流れをつくる(構成)
- 読者が理解しやすい順番に並び替える
- すべての質問に答えていく
- 実際に執筆する
- 独立した答えをスムーズにつなぐ
- 推敲する(見直して完成度を高める)
- 全体の流れを再チェックする
アウトプット
良い文章には「読みやすい」「中身がある」の2つの条件があります。読みやすいはテクニックでカバーできますが、中身はテクニックでは補えません。中身を充実させるにはインプットを増やすしかないのです。日々の何気ないことにも目を向け、自分がなぜそう感じたのか、とインプットから思考につなげます。
情報を取り入れて、僅かな違和感に気づき、自分の中に落とし込む。これができるとアウトプットも充実してきます。
本を通して
この本の良さは、あっきゃんの成長がわかることです。いくつも気づきを与えてくれたストーリーがありました。
ブライダル関連企業でサービススタッフとして、相手(新郎新婦やスタッフ)の気持ちになって考え、どのような言葉なら伝わるのかを学ぶ。広告代理店で営業をして、相手の問題なのかを深堀り根本原因にたどり着くことで解決できることを学ぶ。ベンチャー企業の管理職ではどうすると伝わるのか、どのようにまとめ、どのように伝えるのかを学ぶ。
自分の物語が誰かの物語になることが感じされる一冊です。詳細は本書をお読みください。
参考:ストーリーで語る
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