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【要約】マーケターのように生きろ 。「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動(井上 大輔)。まとめ。



次の方を対象にしています!

  • 書籍「マーケターのように生きろ」の内容が知りたい
  • 仕事や副業で活躍したい人
  • キャリアやプライベートで悩んでいる人
  • やりたいことがない人



何者でもない自分が最強の武器になる生き方を教えます。


「やりたいこと」がなくても悩まなくて大丈夫。


「相手がしてほしいこと」を徹底的にやれば、道が開けます!


意識することは次の4つです。

  • 市場を定義する
  • 価値を定義する
  • 価値をつくりだす
  • 価値を伝える



書籍「マーケターのように生きろ」の内容を紹介します。

参考:マーケターのように生きろ



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目次

マーケターのように生きろ 序章要約まとめ


マーケターのように生きれば「やりたいこと」なんてなくても輝ける



「個」の時代だと言われています。


インターネットで仕事を簡単に受注できる時代。際立った個の重要性が増しています


今後、何かしら才能がないと生き残れないのか。。?


いえ、違います。


相手をよく知り、その期待に応える」という生き方があります。


そんな生き方を「マーケターのように生きる」と呼んでいます。


ポイント

マーケターのように生きるとは、人の期待に応えることを追求した生き方。


マーケターのように生きると求められる存在になる



マーケターのように生きると、職場で求められる存在になります。


どんな仕事にも相手があります。それは顧客(クライアント)や他部署、同僚、上司部下など。


仕事相手を理解し、「自分という商品」を生涯をかけて作り上げていくのです。


これは仕事だけでなく、プライベートでも必要とされる人になれます。


そして、さまざまな場面で「求められる人」になることこそ、「個」を際立たせるということです。


ポイント

マーケターのように生きれば、職場、キャリア、プライベートの局面で求められる人になれる。


求められることこそ幸せの本質



求められることは、人生に充実感をもたらしてくれます。


自分だけがやりたいことを優先して、誰も求めてないことをしても充実は得られません。


必要とされることが幸せの本質です。


この考えに「カリスマ性」や「人を引きつける魅力」、「やりたいこと」は関係ありません。


必要とされるなら、常に相手中心です。


ポイント

マーケターのように生きると、カリスマではない人が際立った「個」になれる


マーケターのように生きることは「自分らしく」輝くこと



相手の期待に応えるのは、自分らしさを殺して、相手に尽くしていくことではありません。


自分なりのやり方を見つけて、期待に答えていく。これが自分らしさです。


英語で転職をコーリングといいます。誰かが「呼んでいる状態」。つまり誰かのために自分が働くのが転職です。


ポイント

自分なりのやり方で人の期待に応えることを、自分らしさという。


人生を180度買えた「マーケティング」の考え方

自分を表現しないからこそ輝ける



音楽をやっていた私は、自分が好きなものだけを追求していました。


しかし、周りはついてきませんでした。


それから20年後、自分ではなく相手視点で、お客さんが喜ぶ曲目・テンポでライブをやってみたところ盛況でした。


自分スタートではなく、相手スタートが、マーケターとしての視点。

ポイント

自我を抑えることで、輝く人もいる。


相手からスタートする「マーケター視点」で輝く



英語で接待はエンターテイメントといいます。


ここでも相手視点です。まずは相手を楽しませる必要があります。


これを理解して、相手視点を意識したところ、企画の成功率が上がりました。


何かの判断基準はいつも「どちらがより多く相手の役に立てるか」です。


このような基準で活動を続けたところ、人から必要としてもらえました。

ポイント

マーケターのように生きるとは、自分にしか埋められない「世界の欠けたピース」を見つけていくこと。


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マーケターのように生きろ 第1章要約:人の役に立ち、自らの価値を高める「マーケターのように生きる」という思想。まとめ



人の役に立ち、自らの価値を高める「マーケターのように生きる」という思想。

マーケティングとは「思想」である



「アメリカ・マーケティング強化」という組織があります。そこでいうマーケティングの定義は次の通りです。

マーケティングの定義

マーケティングとは、顧客、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を、創造し、伝達し、運搬し、交換する、活動・一連の組織・プロセスである。



この定義を読み解いてみましょう。

  • ポイント1:マーケティングは活動やプロセスでも良い。
  • ポイント2:相手は顧客以外でも良い。
  • ポイント3:価値を作って、伝えて、届けて、交換するのがマーケティング。


例えば、地域の猫を守るための寄付で考えます。


「猫が平和に暮らせる社会」を価値として、ポスターなどで情報を伝えます。


支援者は自分の持っているお金の価値と、「猫が平和に暮らせる社会」の価値を交換します。


立派なマーケティングです。

ポイント

マーケティングは、価値を作って、伝えて、届けて、交換すること。


マーケティングの4ステップ


  • 市場を定義する:価値を提供する相手を明確にする
  • 価値を定義する:相手の求めているものを深く探る
  • 価値をつくりだす:定義した価値を実際のカタチにする
  • 価値を伝える:実現した価値を相手に伝える


この4ステップは、みなさんの仕事やプライベートのどこかに関係しています。

マーケティングはあらゆる人の役に立つ「思想」である



マーケティングは「思想」です。会社のマーケティング部だけが行うものでもありません。

ポイント

マーケティングは、あらゆる職種のあらゆる人が活かせる「思想」である。


芸術家のように生きる



マーケティングの思想に対立するものがあれば、それは「芸術主義」。


マーケティングは相手視点で考えますが、芸術主義は「自我」「内なるもの」「才能」を重視する考えです。


才能を解き放つことで、世の中にインパクトを与えます。


「マーケターのように生きる」「芸術家のように生きる」



「マーケターのように生きる」「芸術家のように生きる」を比較します。

マーケターのように生きる芸術家のように生きる
出発点相手自分
目的相手の役に立つ自分を表現する
個性自分だけのやり方で世の中の役に立つ自分の才能を解き放ち、それを広く世に知らせる
天職人が求めること自分がやりたいこと
かけ声自分にしかできないやり方で、世界の欠けたピースを埋める自分は誰かのためではなく、自分のために生まれてきた



ポイント

マーケターのような生き方は、「多くの人を惹きつける才能」を持たない人が輝くための思想であり、信念である。

「マーケターのように生きる」、「芸術家のように生きる」は思想の違いであり、そこに優劣や上下はない。



マーケティングとは「人類の英知の結晶」である



どうしたら、マーケターのように生きられるのか考えていきます。


相手視点に立って、相手の期待に応えることは、簡単なことではありませんよね。

マーケティングに関する3つの誤解


まずはマーケティングの本質(守備範囲)です。


いくつかマーケティングに対して誤解している可能性があるので、誤解を解きます。

  • 誤解1:マーケティングとは広告宣伝のことである。→ 商品力を高めるのもマーケティングである。
    • プロモーションだけでなく、価値を定義し、つくり上げるのもマーケティング。
  • 誤解2:本当にいい商品をつくればマーケティングなんていらない。→ 「いい商品」なのに知られていないものは山ほどある。
    • 口コミで広がったように見える商品でも、裏では商品を伝えるための働きかけがある。
  • 誤解3:顧客の声を聞いていたらイノベーションは生まれない。→ 顧客の声を聞いて生まれたイノベーションは山ほどある。
    • 顧客が言葉に出来ないこと、意識すらしていないことも含めて理解する


マーケティングの書籍に出てくる4P

  • プロダクト:商品 = 何をつくるか?
  • プライス:価格 = いくらで売るか?
  • プレイス:販路 = どこで売るか?
  • プロモーション:宣伝 = どうやって知ってもらうか?


ポイント

プロモーションは、マーケティングの一部にすぎない。

プロモーションは価値を届けるための「義務」である。



もっとも重要な3つの「実践の知識」


  • 相手が感じられない価値は、ないのと同じ。これを「知覚価値」と呼びます。
  • 価値とは、機能性だけとは限らない。使う人によって「意味があるか」を問う価値を「情緒的な価値」と呼びます。
    • 例えば、工場の機械の音がうるさくて近所迷惑な場合、音の静かな機械に価値がでる。しかし、いくら音を出しても大丈夫な環境であれば、静かな機械に価値はないと感じる人もいる。
  • 「知覚価値」「情緒的な価値」を毎日の仕事に活かす
    • 相手に合わせて、相手が感じる「知覚価値」、大事にしている価値観から「情緒的な価値」を探ることができる。


「What to say(何を言うか)」と「How to say(どう言うか)」



人前でスピーチをするとき「自分が何を言いたいか」よりも「相手が何の話を聞きたいか」を考えます。(What to say)


そして、「どう言うか」(How to say)を意識します。


相手に理解してもらうではなく、言葉によりマーケターは人の心や行動を変えなくてはいけません。


「What to say(何を言うか)」と「How to say(どう言うか)」は日常のあらゆるところで使えます。


マーケターとして、すべてのコミュニケーションは「接待 = エンターテイメント」であると考えています。

顧客の声を聞く=2段階で調査する



マーケターが頻繁に行う業務にアンケートがあります。


アンケートで大切なのは、「仮設の立案」です。


仮設がなければアンケートで何かを検証することはできません。


マーケター流の仮設の立て方

  • デプスインタビュー:ひとり、もしくは、数人の話をじっくり聞く方法。統計的な正しさではなく、ひとりに注目し、仮設を立てる。
  • データで検証する:立てた仮設はデータで検証する。裏付けを確認する。



この2段階で調査をしていきます。


仮設を確かめるために、SNSに投稿するのも、ひとつの手です。


反応が良ければ仮設が実証されたことになりますし、反応が悪ければ反証されたことになります。

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マーケターのように生きろ 第2章要約:仕事もキャリアも人生を好転する「マーケターのような生き方」4ステップ。まとめ



すでに登場していますが、マーケティングのステップは4つ。これらを解説します。

  • 市場を定義する
  • 価値を定義する
  • 価値をつくりだす
  • 価値を伝える


ステップ1:市場を定義する

なぜ「市場を定義する」のか?



市場を定義するとは、価値を提供する相手を決めることです。


マーケティングでは、価値は自分ではなく、相手が決めるものです。


つまり、価値は相手によって異なります


最初に「誰にとって価値があるものか」を決めないと軸がブレます。

ポイント

「自分が価値を提供する相手」を誰にするか決める。



次に、「自分にできること」と「相手にできる人の多さ」のバランスをとります。


独自なことをやろうとしても、お客さん(相手)がいないのでは、多くの人の役に立てません。


「自分にできること」に対する、相手がどの程度広がるか(人数が増えていくイメージがあるか)を考えてみましょう。

ポイント

「市場の大きさ」と「自分にできること」のバランスを考える。



可能な限り、大きな市場を狙いましょう


例えば、YOUTUBEでゲーム実行など。


ゲーム実況であれば誰でもできる可能性が高いうえに、市場も大きいです。


ライバルも多くなりますが、分母(お客さん)も多いです。


マーケターのように生きる人なら、結果として自分がより多くの人の役に立てるよう、大人数と向き合いましょう。(大きな市場を選ぶ)


「市場を定義する」マーケターの思想と技術



次に「誰にとっての価値なのか」を決めます。


誰にというのは1人ではなく、「人の集団(グループ)」です。


例えば、「新卒の社会人1年目、女性、東京勤務、おしゃれ好き」など。


どの集団を相手にするか、ではなく、どのように集団を分類するかが大切です。


高校のクラスメートを分類

  • 音楽の趣味
  • 好きな教科
  • 恋愛経験
  • 目立ちたがり
  • 部活


このような項目で分類できます。


この他にも、缶コーヒーのワンダは、場面別に分類し、缶コーヒーを「朝専用」と限定したことでヒットしました。


このように市場の定義で、新しい相手を設定すると、新しい価値が生まれます。


新しい切り口を探すコツは、「ライバルを見つけ出す」という視点で考えることです。

考え方

新しい缶コーヒーを考える場合。


ライバルは缶コーヒーの他社、コンビニのコーヒーテイクアウト、スタバなど。この中から、スタバのフラペチーノを買う人はどんな価値を求めているか考えてみます。


フラペチーノで考えると「女子ウケの良い季節もの × スイーツ × インスタ映えする × 持ち歩きたくなる」などが価値になります。


その価値を自分たちでも提供できれば、新しいライバルを見つけ出したことになります。



5つのポイントで市場の有望性を評価する

  • 市場の大きさ:市場規模
    • 規模の大きいものを選ぶ
  • 市場が毎年どれだけ大きく(小さく)なっているか:成長性
    • 成長している市場を選ぶ
  • どれくらいのライバルがいるか:競合環境
    • 市場規模、成長性、ライバル数のバランスを考える
  • 自分たちの能力が活かせているか:関連性
    • 多くの人を満足させられる可能性がある
  • 自分たちの他の活動との相性はどうか:既存事業とのシナジー
    • シナジーとは、1+1が2以上になること
    • その市場に参入することで大きな価値を生み出せるか


「市場を定義する」を仕事、キャリア、人生に生かす



普段の仕事の中で「自分なりに市場を定義する」ことを意識してみましょう。

仕事に活かす


キャリアについてスピーチする場面で考えてみます。

  • 自分にとっての市場を定義する
    • スピーチする場合、参加者全員ではなく特定の誰かに絞った方が市場を定義しやすい。
  • 切り口(分類)を考える
    • 目に見えない分類を考える。例えば3つのグループがあると仮定する。
      • とにかく出世したいバリキャリグループ
      • ワークライブバランス尊重グループ
      • 明確なスタンスが決まっていない様子見グループ
  • 市場を評価する
    • 人数が多く(=市場が大きい)、自分が最も響く話をできる(=自分の能力を発揮できる)グループを探す


すでにやることが決まっている場合で、参加者が分かっている場合でも、全員を相手にせず、自分なりに「相手」を定義します

キャリアに活かす


誰もが自分という商品のマーケターです。


自分のキャリアについて考えてみましょう。

  • 自分の価値は市場によって変わる
    • 自分の報酬はどれだけの人の役に立てるかで決まる
      • テイラースイフトやレディーガガが大きな報酬を手に入れているのは、大きな市場で、多くの人の役にたっているから。
    • 適切な市場を選ぶことが大事。自分を売り出す市場を見直しましょう。
  • 転職しなくても市場を見直すことはできる
    • 同じ会社、同じポジションでも人により意識している市場が違うことがある
      • 同じ営業部の課長でも、「営業のプロを意識している人」と「チームの成長を意識している人」では、市場が異なる。



ポイント

自分という商品をどこで売るかを考える。



ステップ2:価値を定義する

なぜ「価値を定義する」のか?



価値を定義することは、いかにしてその相手の役に立つかを考えることです。


例えば、市場をYouTubeのリアクション動画(人気動画を見てリアクションする動画)とします。


このチャンネルを見る人は何を求めているのでしょうか。


相手が意識していないことを含めて、相手が何を求めているか理解することを目指します。

価値の定義は、商品やサービスを作る前に行う


価値の定義を謝ると、その後の努力をすべて無駄にしかねません


そうならないために、事前にしっかり相手の声を聞くことが大事です。


相手を理解するには「知識」と「技術」が必要です。


相手を理解するのは簡単ではありません。


医者なら患者と話ながら症状を確認していきます。これには知識が必要です。


正しく聞き出す会話の技術も必要でしょう。


相手が知らない「相手の望み」まで理解できたら尚良いです。


これを知識と対話の技術を使って明らかにしていきます。

価値の定義がビジネスの勝敗を分ける



プロセスの順番が大事です。「価値の定義 → 価値をつくりだす → 価値を伝える」の順です。


価値の定義を間違えると、あとの商品や宣伝に影響を及ぼします。


国内のエナジードリンクは縮小していますが、レッドブルやモンスターエナジーは成長を続けています。


この違いは価値の定義です。


国内のエナジードリングは疲れをとるという「機能的な価値」を提供しているのに対して、レッドブルはアスリートやミュージシャンをイメージさせ、「相手に意味のある価値(情緒的な価値)」を提供しています。


エナジードリンクという同じものでも、相手が求めるものが何かを重視、価値の定義を行うことで結果が変わります。

ポイント

「価値の定義」を誤ると、そのあとの取り組みでは取り返せない。


「価値を定義する」マーケターの思考と技術



例えば、自分が飲料メーカーを立ち上げて作ることになった「山の天然水」という水があります。


これと「ボルヴィック」が同じ味、同じ値段で売っていた場合、顧客はヴォルビックを選ぶ人が多いと思います。これはなぜでしょうか。


事例に共通するポイントを抽象化して、本質を探してみます。


抽象化は、共有する要点を抜き出すことです。


価値の4象限というフレームワークを紹介します。


  • 横軸:機能的か情緒的か
  • 縦軸:顕在的(表にでているか)か潜在的(裏に隠れているか)か



実利価値(機能的で、顕在的)


役に立つことです。


水なら、ノドの乾きを癒やしてくれる、味が硬い・柔らかい、利尿作用がある・ない、のようなこと。


保証価値(機能的で、潜在的)


何かあったときに役にたつことです。


水なら品質がしっかりしていること。


評判価値(情緒的で、顕在的)


役には立たないけど「その人にとって意味がある」こと。


ベンツの車や、プラダのTシャツなど、高いお金を払っても買いたいという機能を越えた意味があります。


情緒的な価値が顕在的であるとき、この意味は他人との関係の中で発生します。


それを持っていることで、お金もち・おしゃれ・かっこいいなどの印象を他の人に与えることができます。


共感価値(情緒的で、潜在的)


こちらは他人ではなく、純粋に自分の中で発生する価値です。


ナイキはクレイジーなアスリートを支援してきました。


それに共感して、自分もクレイジーでありたいと願うファンはナイキによって勇気付けられます。


このような4つの価値の差により「山の天然水」と「ボルヴィック」の明暗が分かれます。


「実利価値」には差はありません。しかし、「保証価値」「評判価値」「共感価値」についてはボルヴィックが勝っていたことです。

ポイント

価値は、「実利価値」「保証価値」「評判価値」「共感価値」の4つに分けて考える


自分たちが提供する価値を決める

自分たちの商品には、どのような価値が必要なのか。「


価値の定義」は、この相手に提供する価値を決めることです。


価値は自分が決めるものではなく、相手の中から見つけ出すものです。


積極的に顧客の声を聞く機会を意識しましょう。意識しないと普段の生活の中で、顧客の声を聞くことは難しいです。


特に「買う(役に立つ)理由」「買わない(役に立たない)理由」を聞き、掘り下げていきます。ここに価値が隠されている可能性が高いです。


ひとりから取得した内容を仮設として、その他の人にアンケートをとり裏付けを確認します。

ポイント

インタビューで「相手が求めているもの」の仮設を立て、アンケートで検証する



「価値を定義する」を仕事、キャリア、人生に生かす



自分の価値にも「4象限」があります。


自分が、価値の4象限を全部発揮できれば良いのですが、全部を発揮できる人は稀です。


また、「実力主義」「成果主義」というのはある意味で「呪い」です。


「実利価値」だけが価値ではありません。保証価値や共感価値も立派な実力なのです。


自分自身の価値について考えてみましょう。


相手が重視する価値をしる



2人の上司から別々の言い方で頼まれました。


1人目の上司「①チームにあなたの分析力が必要だから、手伝ってほしい」、2人目の上司「②評価・成長のために、このプロジェクトを任せたい」


①が情緒的な価値(評判価値、共感価値)に語りかけているのに対して、②は機能的な価値です。


どちらが刺さるかというと、②です。


機能的な評価ではなく、頼りにすること、評判や栄誉をつくりだすといった情緒的な価値が人に響きます。


これは、あらゆるコミュニケーションで使えます。

雑談で相手が重視する価値を聞きだす



雑談はマーケティングリサーチです。


相手にとって何が重要かを聞き出す能力が必要になります。


聞き出す時のコツは、相手がリラックスしていることです。本音を引き出しやすくなります。


雑談とは、ある種の顧客インタビューなのです。


基本は相手に気持ちよく自分のことを話してもらえるよう、よい聴き手になることです。


ステップ3:価値をつくりだす

なぜ「価値をつくりだす」のか?



価値を定義した次は、実際に価値をつくりだします。


例えば、YouTubeをはじめるとした場合、どのような動画を作成すればよいでしょうか。タイトル、衣装、部屋など決めることは無数にあります。


内容を決めるために、どのような要素がどのような価値に結びついているかを理解する必要があります。


価値をつくりだすための「レシピ」を考えます。


価値の料理には「相手の味見」が必要です。自分はよくても、相手は辛かったりします。


そのため相手に味見をしてもらいながら決めていきます。

ポイント

「価値のレシピ」を知り、相手との対話を通じて価値をつくりだしていく。



GoogleやApple、Facebook、Amazonの強さは、価値を作り出す力にあります。


相手との対話は商品やサービスを提供したあとも続きます。ファンイベントやアンケートで改善要望をあつめています。


それを元に毎日のように改善を行っているのです。

「価値をつくりだす」マーケターの思考と技術



ものづくりには「役割分担」が必要です。


マーケティングの役割は、工場に渡して生産、量産してもらうための設計図をつくるところまでです。

価値を定義する価値をつくりだす
機能的な価値研究開発
マーケティング
研究開発
情緒的な価値マーケティングマーケティング




昨今では、機能や品質は横並びのため、主張やパッケージを重視する傾向にあります。


評判価値や共感価値です。


現代の商品づくりは、マーケティング部と研究開発部の共同作業で行われています。


それぞれ考える項目は次の通り。

実利価値保証価値評判価値共感価値
機能・品質
主張(◯)(◯)
外観
パッケージ
(◯)(◯)(◯)


ポイント

「機能・品質」「主張」「外観(パッケージ)」の組み合わせで価値をつくりだす



どのように組み合わせたら、望む価値が実現できるかを考えます。


まずはコンセプトです。コンセプトには「機能・品質」「主張」「外観(パッケージ)」をそれぞれどういうものにするかを定めていきます。


そして、コンセプトは相手の声を聞きながら調整します。

「価値をつくりだす」を仕事、キャリア、人生に生かす



キャリアを通じて、自分が誰に(市場)、どう貢献するか(価値の提供)が定まったら、価値を身に着け、磨いていきます。


自分がやりたいことが実現できる職場とは限りません。しかし、どんな人にも仕事を任させる場合、自信でやるか、やらないか選択しています。


誰に何を貢献するのかが決まっていれば、それに沿った選択ができるようになります。


何か頼まれた場合の軸です。

真実の1文から始める



相手が「30代の若手ビジネスパーソン」の集団とします。しかし、実際にはそんな集団は存在しないのでフィクションです。


ただ、そのフィクションは「真実の一人の顧客」から始まる必要があります。


人の役に立ちたい、そういう人間としての素直な感情から始まり、それが多くの人の困りごとであることを確認します。こうしてコンテンツは作り上げられるのです。


マーケティングとは、そういう思想です。

ステップ4:価値を伝える

なぜ「価値を伝える」のか?



価値を伝えるのは義務です。


パナソニックの創業者、松下幸之助さんは次のように言っています。

われわれ商品・産業人には「この商品をあなたがお使いになれば、便利で利益になりますよ」ということを消費者にお知らせする義務がある。その義務を果たすために「宣伝」をするのだ。



個人の場合も同じです。


たとえば、YouTubeをはじめたばかりでは顧客に見てもらうすべがありません。情報が多い時代、すべてのコンテンツをチェックしている人はいないでしょう。


そのためアピール・宣伝が必要なのです。

自分をアピールすることへの抵抗感を払しょくする



自らをアピールするというのは、無い実力を誇張したり、偽りのイメージを植え付けることではありません。


それでは「価値の交換 = マーケティング」は成り立ちません。


たまに実力のない人が評価される場合がありますが、これはバグです。


そのようなバグが目について、自らアピールすることに抵抗を感じる人もいるでしょう。


しかし、周りの目は気にしなくて大丈夫。役立つことを相手に届けようとしましょう。

ポイント

いわれのない批判は無視し、アピールすべきことをしっかりアピールし続ける。


「価値を伝える」マーケターの思考と技術



価値は3段階で相手に伝えます。

  • 覚えてもらう
  • 好きになってもらう
  • 選んでもらう


覚えてもらう


知られていなければ商品は買ってもらえません。


また、「知ってもらう」と「覚えてもらう」は違います。


例えば、車を買うときにメーカーを知っていても、覚えていなければ、思いつかないため検討候補になりません。


知っているけど思い出せない(購入の検討ができない)のと、覚えていて思い出せる(購入を検討できる)では、全然違うのです。


覚えてもらうために次の3つが必要です。

  • 繰り返し伝える
  • 自分ごとにしてもらう
  • 心を動かす



例えば、新車がニュースに取り上げあれ、繰り返し伝えられる。それを見た顧客は、別の人に雑談し、自分ごと化する。斬新なデザインに心が動く。このような感じです。


好きになってもらう


例えば、薬局でシャンプーがならんでいます。


どのように買う商品を絞り込むでしょうか。


まずは覚えている商品に目がいき、そのあとは感覚で選ばれます。


この感覚はブランドに対する好意です。好きになっているかどうかが鍵です。


好きになってもらうことも先ほどの「覚えてもらう」と同じ3つが大事です。

  • 繰り返し伝える
  • 自分ごとにしてもらう
  • 心を動かす



「覚えてもらう」と「好きになってもらう」は同時に行われるのが理想です。


選んでもらう


「覚えてもらう」、「好きになってもらう」までいけば相手に価値が届く可能性が高まります。


しかし、ライバルも同じようなことをしています。最後のひと押しが必要です。


次の3パターンです。(飲料メーカーの例)

  • 近くまで届ける(コンビニの目立つ棚に置いてもらえるよう交渉をする)
  • 価値を知ってもらう(◯◯が豊富に含まれていて健康にいいとアピールする)
  • 付加価値(おまけ)をつける(抽選で◯◯があたる。一本買うと、もう一本ついてくる)


「価値を伝える」を仕事、キャリア、人生に生かす



出世するには「自分の価値を伝える」ことが不可欠。


グローバル企業で出世するにはPIE(パイ)が必要と言われています。

  • パフォーマンス:仕事の実力(1割)
  • イメージ:印象(3割)
  • エクスポージャー:どれだけ目立っているか(6割)


どれだけ目立っているかが重視されるのです。

ポイント

自分の価値を届けるためには「自分をアピールする」ことが必要で、それは義務ですらある。


自分をアピールするために効果的な3つ。

  • 自分が話題になる:話題になると、繰り返し名前がでて、覚えてもらえる。
  • 共通の知人を増やす:知人が増えると、存在感が出る。良い話が舞い込んでくる可能性がある。
  • ニュースの供給源になる:何かに挑戦している人は、ニュースの供給源になりやすい。


忘れてはいけないのは、「相手の役に立つ」という目的です。


また、伝えるべき価値があることが大前提です。

ポイント

価値を伝えるのは、伝えるべき価値を身につけた後の最後のステップ。


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マーケターのように生きろ 最終章まとめ

あらためて「マーケターのように生きる」のすすめ


自分が好きなことをやって生きていく。自分らしさを大切にする。夢を追いかける。こうした言葉を強く共感する人たちがいる一方で、眉をひそめる人もいます。


生きるためにやりたくないことをやった時代がありました。家族のため、会社のために自分を犠牲にして働いた人もます。時代は代わり、好きなことで生きていくことができる時代になりました。


可能になっただけで、誰かが何かを保証してくれるわけではありません。やりたいことができても食べていけない人たちもいます。


そして令和。


誰かの役に立てる自分だけの領域は必ずあります。


どうすればいいのか。答えは「マーケターのように生きる」です。

  • 昭和:全体主義。社会の発展のために身を粉にして働く
  • 平成:個人主義。好きなことで生きていく
  • 令和:ホールネス。自分だけができるやり方で、世界の欠けたピースを埋める。(相手が求めるものを、自分の価値を使って提供する)




参考:マーケターのように生きろ



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  • この記事を書いた人

おやすみドリー

本の要約をする人 | 年間100冊は本を読む | Audible(オーディオブック)、kindle(電子書籍)など読書方法を紹介 | 良い本をたくさんの人に届けたい | ビジネス書・マーケティング・自己啓発・小説を幅広くインプット | ビジネス関連・忘れない読書方法・文章の書き方なども発信中

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