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【要約】改革のカリスマ直伝!15歳からのリーダー養成講座|本のまとめ。

次の方を対象にしています!


15歳からのリーダー養成講座」を参考に説明します。


参考: 15歳からのリーダー養成講座


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15歳からのリーダー養成講座 要約|人は簡単に動いてくれない。まとめ

リーダーシップとは、生まれつきの才能ではなく、訓練を通して身につけていくものです。訓練次第で誰もがリーダーになれます。そして本などのインプットも大事ですが、実践の場での学び・経験により成長します。


高校で講座を行ったときにリーダーのイメージについて生徒に聞きました。すると「統率力がある」「視野が広い」「全体に目を配ることができる」など高い人間性のあるスーパーマンのようなイメージでした。しかし、そんな人が世の中にどれだけいるのでしょうか。


アップルの創業者スティーブ・ジョブズは社内で嫌われていて、一度アップルを追い出されています。その後「トイストーリー」などで知られるピクサーで成功を収め、再びアップルに戻ってきました。このときジョブズは「怖いリーダー」から「好かれるリーダー」に変わっていました。最初から優れたリーダーだったわけではないのです。


リーダーは、人を動かしてこそ本物です。しかし、人は簡単には動いてくれません。このことを受け入れる必要があります。「人は動かないのが当たり前」「言葉は伝わらないのが当たり前」と考えましょう。「熱く語れば人は動く」「圧力をかければ人は動く」そういうものではないのです。


また、感情の対立は避けなければなりません。人はそれぞれ違うものなのです。


チームが機能しない原因は「人は簡単に動いてくれない」という当たり前を考えず、人に動いてもらう努力を怠っているリーダーにあります。

15歳からのリーダー養成講座 要約|それって本当か?を問い続ける。まとめ

リーダーとして必要な要素は「クリティカル・シンキング」。要するに「深く考えること」です。「本質を見抜く力」「吟味的思考」「分析的思考」と言ったところでしょうか。


クリティカル・シンキングを実践できる方法は「すぐに結論を出さないこと」です。自分の中で結論が出たような気がしたら「それって本当?」と自分に問いかけてみましょう。


「感情論」「二項対立」は人の思考を止めるストッパーなので気をつけてください。感情論は物事を考えるときに「好き嫌い」の基準で考えてしまうことです。「二項対立」はあえて「A対B」という2択に物事を単純化することです。2択になると「正義か悪か」のように、そのほかに視点が抜けてしまうのです。


深く考えるために、まず自分を知ることから始めてみましょう。客観的に自分を見ることを「メタ認知能力」と言います。「自分の思考や行動パターンをもうひとりの自分が上から眺める能力」です。


まず次の質問を考えてください。

  • 自分に対して嫌いな点、あまり好きになれない点はありますか?
  • そう感じるようになったキッカケはなんですか?


エピソード記憶と言いますが、「自分は自分をこういう風に思っている」という状態になるには、何かキッカケがあります。それを思い出したら、次に「それは本当に欠点なのか?」考えてみましょう。欠点だと思ったけど、実は他の人にもよくある普通のことかもしれません。


自分が欠点だと思っていることが本当に欠点の人は、実はほとんどいないのです。


ネガティブの人は徹底的にネガティブだったりします。しかも脳はネガティブな記憶ほど残ります。一度親に怒られただけなのに、いつも怒られているような記憶に書き換わってしまう時さえあります。そのときは自分の記憶を疑って「それって本当か?」と問いかけてみましょう。ネガティブに捉える傾向にある人はポジティブに変換することが大切です。ポジティブな言葉を口に出すことから始めます。また自分のこだわりに執着しすぎないことも大切です。


次に他者について考えてみます。


ワークです。

  • 身近な人の中で「この人嫌いだな」と思う人を一人思い浮かべてください
  • 「なぜそのように思うのか?」を考えてください


その答えについて「それって本当か?」と考えてください。このとき、人を嫌いになる基準は「いまの自分がこだわっていること」である可能性が高いです。


自分が気にしている欠点を持つ人を見るとイライラしてしまうことがあります。相手を通して自分を見ているからです。自分を知ることと他者を知ることは実はセットで、他者は鏡のようなものなのです。


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15歳からのリーダー養成講座 要約|失敗の原因は「目標の立て方」にある。まとめ

目標を立てるという行為は技術です。練習をするほどうまくなります。そしてリーダーは目標を立てる能力が必要とされます。


たとえば体育祭で何をするか話し合うときに「具体的に何をしようか?」を考えてしまいがちですが、本来最初にすべきは「体育祭を行う目的」を徹底的に話し合うことです。


何のためにやるのか?目指すゴールは何か?誰のためのイベントか?これが物事の本質です。


物事の根っこの部分をしっかり話し合って全員が目的を共有している状態にすること、これがリーダーがチームを率いるといに最も優先すべきことです。目的が確認できないと細かい話をしても意味がありません。


目的を考えずに取り組むと「手段が目的」になってしまうことがあります。売上100万を目指すはずが、チラシ配り1000枚達成が目標になってしまったりするのです。


目的には必ずそれを達成する手段があり、その手段を実現する手段もあります。このように連鎖していきます。


その中でも一番上にある目的を「最上位目的」といい、その最上位目的をより具体的な行動目標に落とし込んだものを「最上位目標」と呼びます。


「手段の目的化」を防ぐ最も簡単な方法は「なぜそれをするの?」「目的ってなんだっけ?」「そもそもは?」とクリティカル・シンキングで問いましょう。


そして「全員がOKと言える最上位目標を探し出すこと」これがリーダーのすべきことです。反対する人が我慢するのは仕方ないことではありません。誰一人置いてきぼりにしないリーダーが理想のリーダー像です。


たとえば「スポーツは何のためにするのか?」の目的を「楽しむため」と考えると全員OKとなるのではないでしょうか。また人によって解釈や意味合い変わってしまうものは目標にふさわしくありません。

全員がOKとなる最上位目標が定まると、物事は進み出します。なぜなら、常にその目標を中心に考えれば良いからです。体育祭の目標を「楽しむこと」にしたなら、何か考えるときに「それは楽しいことか?」と考えればよいのです。


話は変わりますが、多数決というものがあります。意見が割れても多数決で決めてはいけません。なぜなら少数派を切り捨ていることになるからです。理想のゴールは全員がOKを出して誰一人置いてきぼりにしないことです。多数決を取っていいのはどの案になっても全員がOKを出す場合です。

15歳からのリーダー養成講座 要約|いいアイデアを生み出す技術。まとめ

目的が決まったら、それを実現するための手段を考えます。アイデアはいくらでも出てきます。アイデアが出てこない状態なら自分で何かを制限しているかもしれません。一番良くないのが「今まで通りいこう」という思考停止です。


一人で悩んでいるなら多くの人からアイデアを募りましょう。ブレインストーミングのJK法がおすすめです。ルールは次の通り。

  • 結論厳禁。人のアイデアを否定しない
  • 自由奔放。何を書いてもOK
  • 質より量。とにかく多く
  • 結合改善。相乗り・付け足しOK


アイデアがでたらJK法でまとめていきます。まずグループ分けして「小グループ」を作ります。「小グループ」をさらにグループ分けして「大グループ」を作ります。次に関係を図式化します。関係性は「目的と手段」「原因と結果」のように分けてみます。そこに当てはまらないものは「類似、反対、過去、未来」などで整理してきます。意見を発散させるブレストと、収束させるJK法でうまくまとまっていきます。


また別のバリュー・エンジニアリングという思考があります。最善の手段を考えるときに使えます。


式は「バリュー(価値)= ファンクション(機能) /  コスト」です。製品やサービスの価値は、機能が増えれば上がり、コストが上がれば下がるのです。


ここでいう機能を手段に変えて考えてみましょう。その手段がどのくらい労力がかかるで考えると良いでしょう。


リーダーに大切な3つのこと。

  • チーム全員を当事者にすること(決定権や権限を委ねること)
  • チーム全員が最上位目標で合意すること
  • チーム全員で、目標を実現する手段を決めてもらうこと



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15歳からのリーダー養成講座 要約|情報のファクトチェック。まとめ

ネットやSNSを通じて情報がすぐ手に入る時代になりました。その反面、情報が氾濫するようにもなりました。何が正しい情報かわからなくなっています。情報の「量」は増えたけど「質」が上がったわけではないのです。


これからは「その情報が正しいのか?」ファクトチェックする能力が必要となります。まずは「情報の出どころ」「情報の目的」「情報の具体性」を意識することからはじめましょう。


つまり次のことを確認します。

  • その情報は誰が発信したのか?
  • 何のためにこの情報は発信されているのか?
  • 情報にあいまいさはないか?5W1Hははっきりしているか?



そして、その情報は1次情報、2次情報、3次情報にわけられます。


「景気が悪い」の話であれば、1次情報は日経平均の株価や政府が出した情報になります。2次情報は1次情報を仕入れた人が、情報を加工して発信する情報です。3次情報はもはや情報源がわからない情報です。1番信用できるのは1次情報です。1次情報にも嘘がまぎれている可能性は捨てきれません。2次、3次になるにつれて信頼度は落ちます。さらに、情報量で見ても1次情報が1番少なく、2次、3次になると増えていきます。


これとは別に著者が大事にしているのが「真実(信頼できる情報)」「伝聞(聞いた話、噂)」「推測(予測)」「デマ(嘘)」のカテゴリ分けです。どこに分類するかは、出来事の具体性を基準にすると良いでしょう。真実に近くなるほど具体的な情報になります。ケンカをしたなら、殴られたのは頭か腕か、パーなのかグーなのか、など具体的なほど真実に近いです。


また、どんな人でも情報の目的があります。何のために発信したのか意図があります。目的を推測してみましょう。すると情報に踊らされなくなります。


日本人はやたらとマスコミを信じたがります。しかし、マスコミは2次情報です。しっかりと真実を確かめるようにしましょう。

15歳からのリーダー養成講座 要約|人を生かす技術。まとめ

チームがバラバラなときに、まずやることは「チームがバラバラである事実を受け止める」です。いろんな人がいるのだからバラバラなのは普通のことと考えます。次にメンバー1人1人から情報を得る機会を作ります。聞き役に徹することが大事です。


メンバーがどんな価値観や正確で、どこに向かおうとしているのかも確認します。そのあと「全員がOKと言えるチームとしての最上位目標」を立てます。


この状態で「仲良くやろう」と言っても意味がありません。やることは目標を一致させ、手段を考え、行動してもらう状態にすることです。


相手に動いてもらうためのテクニックを紹介します。ただテクニックを使いすぎると信頼を失うので、使い所に気をつけましょう。


「フット・イン・ザ・ドア」という交渉術があります。小さな要求から入って、大きな要求を勝ち取る方法です。1分でいいので話を聞いてください!と言って話をはじめると30分話していた、という感じです。


逆に大きな要求を出して、それは飲めない代わりに小さな要求を飲んでもらう「ドア・イン・ザ・フェイス」もあります。カルフォルニアのディズニーにいきたい!だけど無理なら浦安のディズニーでいい!というと要求が通るかもしれません。


自分の意思に反して周囲に合わせてします「同調効果」というものがあります。自分だけが浮いてしまうのが居心地が悪いので同調してしまいます。


メンバーが本当の気持ちでは反対だけど周りに合わせてしまっている可能性があるときは「あなたの意見を聞かせてほしい」とメンバー全員の意見を聞くことが大切です。


また仲の良い仲間だけで物事を決めると過激な方向にシフトする可能性があり、これを「リスキーシフト」と言います。ひとりが誰かをいじめだすと全員でいじめだす、ようなことです。


なので大事なのは「全員がOKと言えるかどうか」です。


リーダーは色んな人から話しを聞く立場なので、アサーティブな話し方を心がけましょう。アサーティブとは相手の言い分を一度受け止めてから、自分の言いたいことを伝える方法です。


「なるほど、おっしゃるとおりですね。でも、こういう考え方もできませんか?」のように一度相手を肯定すると良いでしょう。


人は無理やり動かそうとしても動きません。どうすれば良いのか。簡単です。「上位目標を全員がOKとなる内容に決め、それに近づいているかをチェックするだけ」です。


メンバーに聞くべきことは「どうしたの?」「君はどうしたい?」「何か僕に手伝えることはある?」です。自分の行動は自分で決めてもらうのです。


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15歳からのリーダー養成講座 要約|対立を解決する対話の方法。まとめ

まず意見が対立するのは当たり前であることを受け止めましょう。そして多数決で決めてはいけない、と述べました。妥協せずに全員がOKとなるアイデアを出しましょう。


対立は「感情」の対立と「考え方」の対立、そして「利害」の対立。人はどうしても感情的になりがちです。感情での対立は解決が非常に困難です。利害の対立に注目できれば、対話できるようになります。利害の対立をし、共通の目的を見つけ出して合意していく流れを作りましょう。いつでも大事にするのは「全員がOKになること」「誰一人置き去りにしないこと」です。

15歳からのリーダー養成講座 要約|心を揺さぶる言葉の選び方。まとめ

「言葉は伝わらなくて当たり前」を考えていきます。一生懸命説明して相手に伝わらなかった場合、相手のせいにしても事態は好転しません。まず「自分に問題がありそうだ」と考え、「どうやったら伝わるだろうか」と考えましょう。


意識することは「自分に対して好意的ではない人に向かって話しかける」ことです。聴衆を3つのタイプに分けると「好意的な人」「好意的ではない人」「中間的な人」です。


そして好意的に思われない理由は様々ですが「好意的ではない人の心をいかに揺さぶるか」を考えられるかが重要です。


好意的でない人とでも対立しないことが大事で、相手の感情を逆撫でしないように言葉を選ぶ必要があります。言葉伝わった状態とは「聞き手の心が揺さぶられた状態」を言います。


ポイントは「心を揺さぶる言葉を見つけ出すこと」「見つけた言葉をどの順番で話すか」です。相手の立場になって考える力が必要とされます。


最後に伝わるプレゼンの極意を伝えます。

  • 手のホームポジションを決める。おへその前に両手をそえる状態を基本にするなど
  • 会場に目線を向ける。はじめに会場の四隅を見て「今から一人ひとりに話しますよ」とアピールする
  • 相手の反応を見て言葉を選ぶ
  • 話す順番、とくに「つかみ」を大事にする
  • 話し方に緩急をつける。間、声の大きさ、スピード
  • 主語と述語を近づける
  • スライドを文字だらけにしない


参考: 15歳からのリーダー養成講座


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  • この記事を書いた人

おやすみドリー

本の要約をする人 | 年間100冊は本を読む | Audible(オーディオブック)、kindle(電子書籍)など読書方法を紹介 | 良い本をたくさんの人に届けたい | ビジネス書・マーケティング・自己啓発・小説を幅広くインプット | ビジネス関連・忘れない読書方法・文章の書き方なども発信中

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