
次の方を対象にしています!
- 書籍「こどもサピエンス史」の内容が知りたい
- 人類がどうやって始まって現代に至るのか過程をしりたい
30万年も前から人類は存在しました。(25〜40万年前と諸説あります)
サルからどうやってヒトに進化したのか。
次第にモノを使うようになり、言葉を話し、お金という仕組みを作り、町を作って国にした。
狩猟から農業に代わり、農業から産業に移りゆく中で何が変わったのか「こどもサピエンス史」は人間を進化がまとめた一冊です。
子どもでも大人でも楽しめます。
参考:こどもサピエンス史
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こどもサピエンス史 要約|頭の中の大革命。まとめ

地球ができて45億年。ぼくたち人類は30万年前にあらわれた。
最初の種はホモサピエンスと言われている。ホモは「ヒト」という意味で、サピエンスは「かしこい」、つまり「かしこいヒト」の意味である。
最初の生物は単純なバクテリアだった。無脊椎動物、つまり背骨を持たない生物がはじまりだ。
そのあとトカゲなどの爬虫類が登場し、恐竜の時代がはじまった、これは2億3千年前の話。
その後、巨大な隕石が地球にぶつかった影響で気候が変わり、恐竜が行きていけない環境になった。そして、恐竜は絶滅した。
恐竜がいなくなったことで哺乳類の生きやすい環境になった。そこで繁栄したのがサルであり、そこからホモサピエンスに進化していった。
「生物学的な進化」「社会的な進化」をしてきた。
「生物学的な進化」は体の変化を見ること、「社会的な進化」は仲間とどんな風に過ごしたかで集団や社会の発展を見ること。
人類の祖先は木の上を移動していたが、サバンナや砂漠では地面を歩くようになり、2本足で立つことを覚えた。
2本足で立つと手が自由になり、石を投げたり、器用になった。道具も作り始める。
それと同時に脳が発達して大きなった。
動物とヒトの違いは、ヒトは計画を立て協力して暮らすことができること。仲間を増やしながら生き延びることができた。
この時代、ひとりが一生のうちに出会うヒトは100人前後だったと言われている。
100万年前には火を使うようになった。
40万年前に、狩りの道具をつくり、協力して狩りをするようになった。この頃はマンモスなどが食物連鎖の頂点にいた。
ヒトはビクビクしながらも狩りをしていた。
ホモサピエンスは最初アフリカにいたが、そのごアラビア半島、中東へと移動した。
言葉が豊かになり、頭に情報が入るようになると、ヒト同士でさらに協力できるようになった。
これを「認知革命」という。
認知革命により、7万年前にヒトが食物連鎖の頂点にたった。
その頃からヒトは他の動物を滅ぼしはじめた。自分たちが食べていくためだ。
各地にヒトは散らばり、一定のグループで生活をした。知らないグループと争いになることもあり「カニバリズム」もあった。
「カニバリズム」はヒトが他のヒトを食べたり、食べられてしまうことだ。
ホモサピエンスの他にネアンデルタール人もいたが、3万年前にいなくなってしまった。
また3万年前のいくつもの像が発見された。これはヒトが想像して何かを作りた出した証だ。神や精霊という存在を想像したものこの時代。
1万2千年前に畑で作物をつくる「農耕」がはじまった。この頃のヒトの数は500万〜800万人。
グループも多岐に渡り、言語は5000〜7000ぐらいあったと言われている。
人間同士が仲間だと意識するために共通の「物語」や「神話」が必要だった。同じ事を知っている者同士は仲間だと迎え入れられる。
「物語」などの「つくりごと」はいろいろな文化に育っていった。文化を意味する「カルチャー」とはもとも「耕す」という意味だった。
地面を耕すように考えを耕すという意味。
この頃は、ひとりひとりが多くの知識をもっていた。狩りの方法から気候や食べ物など知らないと生き残れないから。
いまでは僕たちは狭い範囲の専門家になった。パソコンや自動車などひとりひとりの知識が合わさり、複雑なひとつのモノを作れるようになった。
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こどもサピエンス史 要約|農耕の始まり。まとめ

1万〜1万2千年前に「農業革命」がおきた。動物や植物を手なずけるようになったのだ。
農業により、遠くまで狩りにいかなくても生活できるようになった。そのため移動せず「定住」するようになった。
小麦を蓄えて、動物を家畜にする。いままでとは違う生き方だ。
各地で農業が増えていった。サトウキビやバナナなど地域により作れる作物は違った。
安定した暮らしとはならず問題は発生した。農業による腰の痛み、糖質の摂取による虫歯、天候や害虫から畑を守ること、などなど。
問題はあったが各地を転々とするよりも人間は定住を選んだ。
グループはやがて村や街になり、文化が発達し文明になった。
周りに知らないヒトが増えてくると、法律やルールが必要となる。
そして権力者が人々を支配するようになった。支配するときは「私は神さまの考えによって、みんなをまとめることになった」と説明する。
神様に仕えるもの(宗教指導者)が権力を持つようになる。
宗教指導者は、キリスト教では「教皇」「神父」、イスラム教では「イマーム」、ユダヤ教では「ラビ」と呼ばれた。
権力を持つことでお金も集まるようになった。さらにルールに従わないものは「天罰が下る」というルールもつくったのだ。
有名なのはキリスト教の聖書に書かれている「十戒」。
その頃、農耕民は土地を独り占めしたり、食料を保存したり「資本」を蓄えていた。
資本を持った者が権力者となり、支配者となった。
権力者が村を守る代わりに、人々は対価を支払う。つまり政治が生まれたのだ。
5000千年前にシュメール人は新しいアイディアをおもいついた。それは「文字」。
情報を残すために書かれる記号だ。シュメール人が作った文字を「くさびがた文字」という。
ぼくたちが使っている10進法はインドで生まれた。ちなみにシュメール人が使っていたのは60進法、いまも使われいるのは時計です。60秒で1分、60分で1時間。
4500年前にメソポタミアでは王様が国民に文字でメッセージを伝えるようになっていた。
ねんど板に文字を書いて保存していた。書くのも管理するのも大変だったようだ。
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こどもサピエンス史 要約|みんなでいっしょに。まとめ

各地に散らばった人々はお互いのグループをしらない。
そして別のグループがいる場合は、境界線を引いて自分たちの国をつくった。
歴史を見ていくと世界がゆっくりひとつになったのが分かる。キッカケは「経済」「政治」「宗教」。
- 経済:お金、モノの売買(商人は世界を市場として、全部自分のお客さんだと考えた)
- 政治:社会がまとまるためのルール(侵略者は、世界がひとつの帝国になり全員が自分の家来になるべきだと考えた)
- 宗教:神様のお告げを聞いて、未来を見通す(預言者は、自分の信じる神様を世界中の人が信じるべきたと考えた)
このような考えでグループが合体したり、文化が統合されたりした。
今残っている文化は、昔から変わらずにあったものだと考えているけれど、このように文化と文化が混ざってできたものだ。なぜなら、取り残された文化は淘汰されてきたから。
またグループ内で人々は、物々交換をしてきた歴史がある。魚と毛皮を交換したり、小麦と武器を交換したり。
しかし、「服や靴を直してくれた人には何をあげる?」「虫歯を治してくれた人には何をあげる?」という問題が起きた。
この問題を解決したのが「お金」だ。
みんなが「お金」は価値があると認識することで価値がうまれる。お金は貝がらでも、金でも、銀でもOK。
最初のお金は5000年前にシュメール人が作ったとされている。
大麦のつぶを「通貨」とした。
メソポタミアでは「銀」が通貨として使われはじめた。銀の重さで価値が決まる仕組みだ。
世界初の硬貨は2600年前にトルコでつくられた。
硬貨は素晴らしい発明だった。なんといっても持ち運ぶのが楽になった。
4000年前に帝国がいくつもできていた文化も言葉、宗教も違う。帝国同士の争い(侵略)もあり、負けた国の文化や言葉は消えていった。
残った帝国は領土を広げて「国」となった。
いくつかの考えも生まれた。ほかの国はバカだと考えることを「国家主義(ナショナリズム)」と呼び戦争にもつながった。また、他の民族は自分たちよりも劣っていると思う考えを「人種差別主義(レイシズム)」といった。
また1つの宗教の中でも「物語」の考え方が人より違い、宗派がいくつもできた。
いま世界には20億人をこえるキリスト教徒、20億人近いイスラム教徒がいる。そして10億人のヒンズー教徒、5億人の仏教徒。ほかにも地域に伝わる神様やユダヤ教を信じている人もいる。
こどもサピエンス史 要約|科学が世界に広まる。まとめ

西暦1500年になったとき人類は大きな道にった「科学革命」だ。
新しい科学には3つのことがある。
- 知らないことを知らないと言えるようになったこと。本当のことを知りたいという好奇心が芽生えたこと
- 自分で調べなくても周りの情報から答えを見つけてよくなったこと(想像の物語を信じなくてもよくなった)
- 教育が大事だと気づいたこと
自分たちは全部を知らないということ、宗教に答えが全部のっているわけではないと気づいたことが大事だった。
1400年代には紙に文字を印刷する技術が進み「本」ができた。
本を読んだ人が、さらにアイディアを思いつき、次につなげていった。いままでよりも情報や知識が増えた。
古い知識や物語はとほんどが推測や想像だったため、研究者が研究をするとすぐにでたらめであると気づいた。
ヨーロッパの人たちはアフリカの沿岸やアメリカを探検するために海をわたり、太平洋やインド洋もわたった。
自分たちの国から離れたところに「植民地」をつくった。
植民地とは、ある国が、その国の外にあるのに自分たちの国のものにしてしまった場所である。
世界中の新しい場所を手に入れるのに夢中になった。ヨーロッパ人はどこもかしこも自分のものにしていった。
ヨーロッパ人に限らず、植民地を増やすごとに先住民の文化は滅ぼされてしまった。
ヨーロッパの国々は300年に渡りアメリカ、太平洋、大西洋、オセアニアで侵略を続けた。先住民は反撃しなかったし、争いといえばヨーロッパ人同士のものだった。
1770年ごろにイギリスのジェームズ・クック船長が未だ知らない土地を調べる探検をした。これにより未だ知らなかった大量の情報を手に入れ、研修が進んだ。
ヨーロッパはさらに大きいものになった。
ヨーロッパ人はどこにいっても先住民を追い払い、そこの資源や価値あるものを根こそぎ奪った。
1831〜1836年にかけて、イギリス人のチャールズ・ダーウィンはビーグル号で世界を一周した。航海から得た経験で「種の起源」という本を出版した。
「ヒトは昔サルだった」と説明した。人々に衝撃を与えた。
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こどもサピエンス史 要約|モノとお金。まとめ

何かを研修したり、勉強するためにはお金が必要だ。
その研究やプロジェクトにお金を出してくれることを「投資」という。
出したお金よりも、たくさん返してくれるのを見込んでいる。これを「資本主義(キャピタリズム)」という。
資本とは、お金、家、森、土地、芸術品、宝石など、誰にとっても価値があるものだ。
資本主義は経済を成長させなきゃいけない仕組みになっている。
モノを買うと、それが会社の売上になり、そこから従業員に給料を払ったり、製品を作る費用になったりする。
会社に残ったお金が利益となり、その資本が会社を成長させる。
経済成長にはたくさんの人が働いて、たくさんものを作って売る必要がある。
何かを作るときにはエネルギーが必要だ。この何からエネルギーを生むかも進化している。
最初は人の筋力をエネルギーとしていた。狩りや農業。
そこから小麦を粉にするために、牛にウスをまわしてもらうことを思いついた。
さらに風で風車、水で水車を回しして小麦がひけるようになった。
いまでは風力発電、水力発電ができ電気をつくれるようにもなった。
さらに蒸気の力をつかって機関車を動かすこともできた。
蒸気の力を使うには石炭を燃やす必要があり、石炭は燃やすと二酸化炭素を排出する。
これが地球温暖化につながっている。
次に「産業革命」がおきた。いままで畑仕事をしていた人も産業革命により工場で働くようになった。
トラクターで土を耕すなど発明品により、いままで以上の生産が可能になった。
これにより道路が整備され、ビルができた。
町が大きくなり、村からは人が減少した。
人類が狩猟採集民から農耕民になるには千年かかったが、産業革命は親子二世代が生きているぐらいの間に起きた。
100年程度で暮らしが一変したのだ。
この頃になると、人々は神様ではなく政治の「イデオロギー」を信じ始めた。
イデオロギーとは、人間の行動を左右する根本的な考え方の体型。国全体がどのようになるのが国民にとっていいのか、いろいろな考え方がある。
民主主義(デモクラシー)、自由主義(リベラリズム)、共産主義(コミュニズム)、社会主義(ソーシャリズム)、資本主義(キャピタリズム)、国家主義(ナショナリズム)など。
これらの考え方(=イデオロギー)を信じ始めたのです。
たとえば自分は資本主義(キャピタリズム)が正しいと信じて、みんなも賛同すれば世界がよくなるはずと思ってしまう。さらにエスカレートすると、資本主義(キャピタリズム)以外の考え方は間違えだ!と主張しはじめることもある。
次に国家とお金について。
ぼくたちは消費税など国に税金を収めている。国はそのお金で道路や学校、病院を作っている。
みんなのお金で作ったものを公共という。共有して使うということだ。
病気で働けなくなった人などを支えるのも税金だ。このように税金には大事な役割がある。
こうなると、どこにお金を使うかを決める人たちが必要だ。それをするのが政治家の役目。
ぼくたちはこれから未来のことも考えなくちゃいけない。
世界は進化しているけど、まだ食べ物がなくて困っている国もあれば、まともな教育を受けさせてもらいえない国もある。
以前よりは減ってきているけど、なくなってはいない。
さらに地球環境も考えなくてはならない。未来の人も地球に住めるようイマから改善する必要がある。
参考:こどもサピエンス史
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