


次の方を対象にしています!
- 西野亮廣さんに興味がある
- 書籍「ゴミ人間」を知りたい
- 「えんとつ街のプペル」に興味がある
特に次のいずれかに、当てはまる人にオススメです。
- 何かに挑戦している人(挑戦しようとしている人)
- 背中を押してもらいたい人
- 夢を諦めてしまった人
ブログや本を読むのが面倒な方は、聞き流せるAudibleがオススメ!
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「ゴミ人間」とは
まず、タイトルでもある「ゴミ人間」とは何でしょうか。
「ゴミ」とは皆が諦めた夢の類です。
欲しい物、叶えたい夢を諦めてしまった経験がある人もいるかと思います。夢を諦める理由はさまざまです。
自分には無理だと思い努力できなかった、生活や周りの環境に何かしらの問題があり、夢を追いかけられなくなった。など。
諦めてしまった夢は、道端に捨てられゴミのようです。世の中には、この皆が捨てたゴミ(夢)がたくさんあります。
そのゴミをずっと持ち続けて、磨き上げている姿を見たときに、夢を捨ててしまった人は思います。
「そのゴミは、もう捨てたんだから、君も捨ててほしい」
そう思わないと、夢を捨てた自分の気持ちが整理できないからです。
もし、そのゴミを拾って磨き続けて輝いてしまったら、自分の判断が間違っていたことになるので、自分を守るためにも捨ててほしいのです。
そんなゴミをずっと磨き続けてきたのが西野さんです。
どうやってゴミを磨いて、何を考えていたのかが書籍「ゴミ人間」で語られています。
興味を持った方は読み進めて頂ければと思います。
西野亮廣
西野 亮廣(にしの あきひろ、1980年7月3日) はお笑いコンビ「キングコング」のツッコミ担当です。相方は、梶原 雄太(かじわら ゆうた、1980年8月7日)、 YOUTUBER カジサックとしても有名です。
現在は、芸人だけでなく、絵本作家、著作家など幅広いジャンルで活躍しています。2016年に発表した絵本「えんとつ街のプペル」は55万部(2020年12月時点)を超えベストセラーになっています。また、2020年12月には映画「えんとつ街のプペル」の公開が控えています。
書評「ゴミ人間」
この本は、西野さんの紆余曲折ある人生。絵本作家になってから映画「えんとつ街のプペル」ができるまで行動や気持ちが綴られています。
今日に至るまで常に戦ってきた感じが伝わってきて、勇気をくれます。
私たちは常に社会やコミュニティの中で、明らかに理不尽なことがあったとき、戦ってきてたのでしょうか。流されているのでしょうか。
この本は、自分の気持ちに正直に、ズルはしないで、叩かれても前を向いて、自分の信じた方へ進んでいく!そう思わせてくれます。
「えんとつ街のプペル」の中でも、このセリフが際立ちます。
「信じぬくんだ。たとえ一人になっても。」
「ゴミ人間」はWEB連載されていたので、第1回〜13回まで公開されています。
https://thetv.jp/news/detail/241582/
連載と書籍では違う部分もありますので、違いを楽しみたい方は、書籍の購入をオススメします。
ゴミ人間あらすじ
ここから書籍「ゴミ人間」のまとめ(あらすじ)を紹介します。
山に登って絶景を見た
西野さんは20代で「はねるのトびら」(2001年4月10日から2012年9月26日まで放送)に出演していました。視聴率20%を超える人気番組でした。
芸人として人気が出て、テレビでの露出が増え、ゴールデンタイムの冠番組を持ち、テレビ業界の山を登りきった頂上で見た景色は、さんまさんやタモリさんの背中でした。
登りきったはずなのにタモリさんには追いつく気配がありません。。(タモリさんと西野さんは仲良しです)
そんなある日、タモリさんから「絵を描け!」と言われ、0.03ミリのボールペンを使い絵本を描き始めたことが、絵本作家になったキッカケです。
この頃、ひな壇は得意ではない事に気づき、出ることやめたことで、芸人仲間や世間から叩かれはじめます。
育児放棄をした過去
ひな壇に出ないことで、日に日にバッシングはひどくなります。それでも絵を書くことをやめませんでした。
そこから、4年以上かけて「Dr.インクの星空キネマ」を完成させます。
発売したら「革命」が起きると思いました。しかし、何も起きませんでした。
5千部売れればヒットと呼ばれる絵本業界で、「Dr.インクの星空キネマ」は2万5千部を売り上げました。
絵本業界としてはヒットですが、世間には認知されないまま。
その後も「ジップ&キャンディ」「オルゴールワールド」と新作を出しますが、どれも2万部程度の売上。
「なぜ絵本を買わないのか」考えるようになります。
自分が買うものを整理すると、生活に必要なモノは買う、必要ないモノは買わない。という結論になりました。
ところが、生活に必要ないモノでも買っているモノがありました。
「お土産」です。(観光名所で売っているキーホルダーなど)
個展のお土産として絵本を出したところ、飛ぶように売れました。
作品を作ることに注力して、売ることを考えてられていなかったことに気づきました。
自分の作品はお客さんに届ける!までが作者の役目(作品の産みの親としての育児)。
巡り巡る物語
絵本を売るにはどうすれば良いか試行錯誤する日々。
1万枚のチラシを10日間かけてポスティング(ポストにチラシを入れること)をするも効果なし。少しでも多くの人に届けたいのに、届かない。
次に、突如ニューヨークでの個展を行うことを決めます。
成功も見えてないけど、できることをすべてやる!スタンス。
もちろん、個展にはお金がかかるわけで、お金をどうにか集めようとします。はじめたのは「クラウドファンディング」。
2013年クラウドファンディングは世間に認知されておらず、詐欺などと怪しい目で見られます。
便利なものでも人は、自分の知らないものを「怪しい」と感じます。
個展を開催するためにTwitterで支援してくれそうな方、1人1人に声をかけ、500万円以上の支援を集め、個展の開催に至りました。
個展の開催が決まりましたが、ニューヨークに西野さんを知っている人がいるはずもなく、ここでもピンチが訪れます。
Twitterでニューヨークに住んでそうな人に、1人1人声をかけ、個展に来てくれるように呼びかけたそうです。
そのかいもあり、少しずつ人が個展に流れてきて大盛況となりました。
ファンとは何か
少しずつ絵本作家としての活動を支援してくれるファンが増え始めました。
今まで一人で絵本を書いてきました。しかし、一人で書く必要があるのか疑問が出てきました。
映画やテレビ番組は大勢のスタッフで作り上げているのに絵本はなぜ一人なのだろう。キャラクターを描くのが得意な人、空を描くのが得意な人、それぞれ得意な人が描けば良い作品ができるのでは?
実験スタートです。絵本を分業制にするためクラウドファンディングをします。
ところが、反応が良くない。。
0.03ミリのボールペンで描いてた絵本が好きなファンからも、分業制にはしてほくないと不満の声があがります。
ファンには3つに分類できます
(1) サービスを購入してくれる人
(2) サービス提供者を応援してくれる人
(3) サービス提供者を私物化する人。
(3)はもうファンではありません。
今回は、アンチのバッシングに加えて、(3) の方の声も大きくなっていました。
一つの原因として、分業が嫌だという感情だけが先行してしまって、分業にした結果どうなるのか見せれてないことがありました。
そこで分業制で描いた絵を公開しました。すると、「続きが見たい!」との声が多く集まり、風向きが変わりました。
クラウドファンディングのお金も集まり始めます。
時代が変わった日
絵本「えんとつ街のプペル」のクラウドファンディングは5000万円を超え、多くの方に支援されます。
この頃、イベントも開催していました。
実験でスタッフになれる権を出したところ、スタッフになれる権が一番最初に売り切れました。
つまり、お客さんは発信したがっていることを知ります。SMSやインスタで誰でも発信できる時代になったことで、自分が見たものよりも体験したことを発信したい人が増えたのです。
文化祭のように皆でイベントを作り上げるのでBBQ型と名付けました。
僕らが起こした事件
そして、満を持して絵本「えんとつ街のプペル」の発売。
発売当初から10万部を超える大ヒットとなりました。
大ヒットとなっても実験は続きます。次は、絵本の無料公開です。
「売上が下がってしまう」「すでに買っている人から不満があがる」など色々な意見がありましたが結果、売上はあがりました。
理由は、中身がアタリかハズレか分からないよりも、中身がわかっているものを買いたい人が多かったためです。
「面白い」を基盤から作る
モノを作る中で壁となるのは、予算です。
例えば、絵本を作り5千部売れたとして、その売上で次回絵本を作ろうとすると、その売上を超えて作品を作ることができません。
予算内で作ろうとして、同じようなものが出来てしまいます。また、次回作がコケてしまうと、次々回作は作れなくなってしまう可能性もあります。
つまり売上で次の作品を作るのには限界があります。
予算を気にせず作るには、絵本とは別の場所で利益を出す必要がありました。
そこで始まったのが、オンラインサロン。
オンラインサロンは、月額会費制のWeb上でのコミュニティです。
オンラインサロン西野エンタメ研究所では、毎日西野さんが挑戦している日記(ブログ)を読むことができます。
こちらの売上で絵本を作っています。
鳴り止まないエンターテイメント
絵本「えんとつ街のプペル」は映画化を見越してデザインされています。映画化前提で作られた絵本なのです。
映画を作ろうとしても簡単には作れません。「えんとつ街のプペル」がヒットすること、見た人が映画化したい!と思う必要がありました。
そこで「えんとつ街のプペル」は映画のようなカット割り、描写、背景を細かく描き読み手に映像をイメージできる工夫がされています。
これが見事にはまり映画化が決定しました。
映画えんとつ街のプペルの製作総指揮を務める覚悟
映画化は決まったものの作ったことないという理由で、制作は他の人に任せようとしていました。
映画を作ったことのない素人よりも、プロに任せた方がよい考えでした。
しかし、劇団ひとりさんから「お前絶対後悔するぞ」と言われ、制作総指揮を務める覚悟を決めます。
始まりは誰でも素人。自分の作品を伝えられるのは自分しかいないという覚悟です。
日本中から笑われた夢があります。順風満帆で進んできたわけじゃない。
それでも大きな夢を叶えようとしています。
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