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- 書籍「GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ」の内容が知りたい
- GAFA(巨大テック)により何が変わったのか知りたい
GAFAは、グーグル、アップル、フェイスブック(現Meta)、アマゾンの頭文字を取った言葉だ。
この巨大企業が色んな業界に手を伸ばしている。Amaoznはインターネットで本を売る商売から始まった。
しかし、今はどうだろうか?Amazonではあやゆるものが売っており、すぐに届く。さらにAmazon Prime Videoでは映画が見れ、Amazon Musicでは音楽が聞ける。
いつのまにか新しい分野に入り込み、私たちの生活の一部となっている。GAFAに負けじとネットフリックスやスポティファイなどのサービスもでてきている。
これにより今までの大手サービスや大手企業が姿を消している。
何が起きているのか?
2020年のパンデミックにより、この傾向は加速した。
パンデミックとテック企業から見た2021年が書かれたのが「GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ」。
参考:GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ
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目次
GAFA next stage 要約|加速する GAFA + X の支配。まとめ
2020年に好調なのは、アマゾン、アップル、フェイスブック、グーグルに加えて、マイクロソフトだ。
この5社で、アメリカ全部の株の21%を占めている。パンデミックより拍車がかかり、勝者がより勝てる状況になっている。
このようなビックテックに必要なのは「イノベーション」「不明瞭化」「搾取」である。
- イノベーション
- アマゾンはモノを安く売り、早く届ける
- アップルは質の良い電話を開発した
- フェイスブックはソーシャルネットワークを作り上げた
- 不明瞭化
- 一人勝ちしていて、ライバルがほとんどいない。そして、一人勝ちしていることを表では出さない
- 搾取
- ビジネスの中心にフライホイール(はずみ車)がある
アマゾンでいえば、アマゾンプライムだ - フライホールが回り始めると、独占の時代が到来する
- 特にアマゾンは、アマゾンプライム、AWS、マーケットプレイスの3つのフライホイールを持っている
- ビジネスの中心にフライホイール(はずみ車)がある
すべてテック企業
アマゾンはテクノロジー企業である。それは他社のためにテクノロジーを駆使するのではなく、自分たち自身がその業界プレイヤーになっている。
本を売ることからはじめたアマゾンは、いまや雑貨、映画、食料品、電化製品、クラウドコンピューティングまで事業を拡大している。
グーグルは検索エンジンだけでなく、映画、ホームオートメーション、電話、ヘルスケアと拡大し、アップルは、社名は「アップルコンピュータ」から「アップル」に変えた。アップルウォッチで時計業界、AirPodsでイヤホン業界にも手を伸ばしている。
費用を収益に変えた
アマゾンは、オンラインストアなので、サーバなどインフラ設備が必要であった。そのためにデータセンターを借りたり、外注することはよくある。
しかし、アマゾンはそれをせず、自らデータセンターを作った。そして、これを自分たちだけではなく、他社にも貸し出したのだ。これがAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)である。
いままで費用であったインフラを収益に変えたのだ。
それ以外にも決裁はアマゾンペイ、マーケティングは、アマゾンマーケットプレイス、梱包はFBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)と費用としてきた科目を収益に変えている。
そしてアマゾンは運送業界にも手を広げていった。今後は、ヘルスケア、保険にも手を伸ばす可能性が大いにある。
アップル
アップルは、低コスト製品を高価格で売るビジネスを実現した企業。
さらにアップルは、iCould、アップルミュージック、アップルTVプラス、アップルアーケードと組み合わせ、iPhoneをサブスクリプションモデルに切り替えた。
ランドル(継続な収益を生むセット商品)となった。
アップルTVにも力を入れている、2019年にはコンテンツ作成に60億ドルをつぎ込むと発表した。
グーグルとフェイスブック(現Meta)
グーグルとフェイスブック(現Meta)はどちらも広告事業。
2020年時点でデジタル広告のシェア66%はグーグルとフェイスブックである。
2社で半分以上なのだ。
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GAFA next stage 要約|台頭するディスラプターズ。まとめ
ある業界がディスラプション(大変革・崩壊)が迫っているかは指標を見ると分かる。
- 付加価値に比べてどれだけ価格が伸びたか
- 付加価値が増えていないが価格が上昇しているもの(大学の授業料など)
- ブランドへの依存度
- デジタル化によってイノベーションが起きたが、今までのブランドを守ろうとする
- 消費者不満の蓄積
- 企業と消費者が敵対関係にある(保険業界など、保険料を払っているが、企業は支払いを渋る)
- 偽のイノベーション
- 企業がサービスの品質向上を拒む(窓口で買うよりも面倒なオンラインチケットなど)
ディスラプションが起きやすいのはどこか?それはインフレより速く価格が上昇しているにも関わらず、見合ったイノベーションがない分野だ。
それには8つの特徴がある。
- 人間の本能に訴えかける
- 人はセックスアピールを高めてくれる製品にお金を払いやすい(フェラーリやルブタン)
- キャリアの箔づけになる
- 社員のキャリアを大きく飛躍させられる企業
- 成長とマージンのバランス
- 高成長と高マージンを得られているのは、GAFAのような企業だけ
他の企業は、どちらかが犠牲になっている
- 高成長と高マージンを得られているのは、GAFAのような企業だけ
- ランドル
- 定期的な売上をもたらしてくれる商品やサービス(サブスクリプションなど)
- 垂直統合
- バリューチェーンを把握して、消費者をコントロールする
- ベンジャミン・バトン製品
- 歳をとるほどに若返る製品やサービス
- スポティファイは楽曲が増えるほどユーザも増える
- ビジョンに満ちたストーリーテリング
- 挑戦を株主や利害関係者に語る
- 高感度
- 政府やメディアを見方につける
今後、ディスラプションの可能性がある企業。
- エアビーアンドビー(観光・ホテル)
- ブルックリネン(寝具)
- カーニバル(旅行)
- レモネード(保険)
- ネットフリックス(動画)
- ワンメディカル(医療)
- ペロトン(フィットネス)
- ロビンフッド、パブリック(金融)
- ショッピファイ(小売)
- スポティファイ(音楽)
- テスラ(自動車)
- ツイッター(SNS)
- ウーバー(配車サービス)
- ワービーパーカー(メガネ)
- ウィーワーク(シェアオフィス)
- ティックトック(SNS)
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GAFA next stage 要約|大学はディスラプターの餌食。まとめ
大学の授業の仕方はずっと変わっていない。しかしながら、授業料は過去40年で1400%上昇している。
比較として医療を見ると600%の上昇。大学の授業料の方が増えている。
医療はテクノロジーにより進化している。大学はどうだろうか?あまり変わっていないように見える。
そして大学の授業料のほとんどが利益となる。こんなにも利益率の高いビジネスは他にないだろう。
今後はオンライン化により1つの授業を数十人ではなく、数百人が受講することも考えられる。
これらにもGAFA+Xがやってくるかもしれない。
大学側も変革を求められるだろう。それは授業の見直しや、GAFAとの一緒に何かをすることかもしれない。
たとえばグーグルが大学でコンピュータを教えるかもしれないし、アマゾンが経営を教えるかもしれない。
これらが大学の強みになることも考えられる。
本書では「パンデミック」や「政府」についても書かれており読み応えたっぷりの一冊になっている。
参考:GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ
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