
次の方を対象にしています!
- 書籍「FIRE最強の早期リタイア術」の内容が知りたい
- FIREをしたい人(経済的自立と早期退職)
- お金の運用ルールを知りたい人
- お金が持ちになりたい人
お金を理解すれば、人生は気楽なものになります。
逆にお金を理解しなければ、人生は辛いものになるでしょう。
一度お金を理解してしまえば、あなたの強い味方になります。
早期リタイヤしたい人に向けた一冊です。内容をご紹介します。
ブログや本を読むのが面倒な方は、聞き流せるAudibleがオススメ!無料で体験できます!
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FIRE最強の早期リタイア術 第1章要約:お金のためなら血も流す。まとめ
貧しい環境でそだった私はお金に執着するようになります。そして、3つの教訓を得ます。
- お金こそ、世界で最も大切なもの
- お金は、犠牲を払う価値のあるもの
- お金は、血を流して得る価値のあるもの
本当にお金がないと、このように感じるのです。
FIRE最強の早期リタイア術 第2章要約:桃のシロップ、段ボール箱、コーラの缶。まとめ
貧困だった私は、コカコーラをお金持ちの飲み物として認識し、もらったコカコーラを大事に飲みました。
そんな貧乏な経験から、いまでも役に立つ4つのスキルを身につけました。
- 想像力
- 回復力
- 適応力
- 忍耐力
どれも生きる上で大事なスキルです。
FIRE最強の早期リタイア術 第3章要約:まだ自らの情熱に従うな。まとめ
学生時代に興味のある分野を3つに絞りました。
「ライティング」「会計」「コンピュータ・エンジニアリング」。第一候補はライティングでした。しかし、ライティングが稼げるとは限りません。
大学にかかるコストと、その後、就職した場合の給与平均や最低賃金を比べランク付けをしました。
結果、第一候補のライティングではなく、コンピュータ・エンジニアリングを選びました。
統計的に見ると、情熱(やりたいこと)に従った先には、失業が不完全就業が待っています。
貧困を味わったからこそ、生活や健康が成り立たたない状態の苦しさを知っていて、その可能性がある道は選べませんでした。
心から好きなことをすれば、お金はあとからついてくると期待するのは危険です。お金があれば、好きなことはあとからできるのです。
FIRE最強の早期リタイア術 第4章要約:あなたは私のものだ。まとめ
借金
借金があると、福利がマイナスに働きます。つまり、雪だるま式に借金が積み上がっていきます。
その中でも消費者ローンは最も危険であり、できるだけ速やかに返済すべきです。
ローンしている場合の対処
- 支出を切り詰める
- 最も金利の高い借金から返していく(金利が高いと借金の膨らむスピードが速いので、増加スピードが速いところから返済する)
- ローン残高を別のカードに移行すれば、一時的に金利が0になる特典があるカードの利用を考える(一時的に借金の増えるスピードを遅らせる)
住宅ローン
住宅ローンは最も金額が大きく、多くの人が抱える借金です。
消費者金融は金利10〜20%、学生ローンは4〜8%、住宅ローンは金利3%以下のこともあります。(海外の基準です)
ポイント
- 金利が4%未満なら、最低限の額だけ返済し、残りのお金は投資にまわす
- 金利が4%以上なら、投資する前にローンを全額返済しましょう
FIRE最強の早期リタイア術 第5章要約:誰も助けにはきてくれない。まとめ
何もするにも最終的には、自分でなんとかするしかありません。
例えば、需要のあるスキルを磨けば、あなたは「特別」な存在になれます。
それには、集中と根性、努力が必要です。手を貸してくれる人もありますが、最終的には自分でどうにかするのです。
FIRE最強の早期リタイア術 第6章要約:ドーパミンについてわかったこと。まとめ
ドーパミン
ドーパミンが分泌されると快楽を得られます。
快楽を得られるかは期待値で決まります。
100%勝てるレースで、勝ったとしても期待値が低いためドーパミンはでません。しかし、5%しか勝てる見込みがないレースで勝った場合、期待値が高くドーパミンがでます。
お金を使うことに中毒性があるのは、脳が期待値をリセットしてしまうためです。
同じ支出を繰り返しても同量のドーパミンを得られないのです。
快楽を得ようと、たくさんのお金を使います。
支出の種類
- 基礎的な支出:家賃や光熱費など当たり前に思っている日々の費用。幸福感に影響を与えない。
- ご褒美:幸福感を増してくれる。またにある支出。
- 想定外の費用:問題が生じたときに対処するための費用。幸福感を低下させる。
お金の使い方は人それぞれです。自分で試行錯誤して、どんな支出をするか見極める必要があります。
自分にあったお金の使い方
- あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る(固定電話・サブスクリプション・銀行の手数料など)
- 削ると最初は痛みを伴うが、次第になれていく基礎的な支出を削る(外食・ジムの会員費・友人との遊びなど)
- 維持費がかかる所有物を減らし、想定外の費用を可能な限り削る(自動車など)
- 自分へのご褒美のための支出を加える(1〜3で削ったお金の一部を自分へのご褒美に使う)
FIRE最強の早期リタイア術 第7章要約:マイホームは投資ではない。まとめ
住宅の所有にはお金がかかる
住宅買う場合、ローンを組む人がほとんどだと思います。
ローンは簡単にいうと借金です。
利息もかかり、住宅購入時は、その他費用もかかります。
かかる費用
- ローン利息
- 維持費
- 保険(火災保険など)
- 仲介手数料(販売業者への手数料)
- 固定資産税
- 土地譲渡税
- 弁護士費用
- 登記費用(土地や建物を帳簿に登録する)
- 権原調査(住宅ローン、道路や下水の評価、各種税金のほか、順調な取引の足かせとなる無数の問題に関する調査)
150の法則
持ち家か、賃貸かを決める「150の法則」があります。
例えば、30年ローンの場合。
最初の9年は返済額のおよそ5割が利息の支払いです。この利息を加味した金額で、持ち家と賃貸と比べます。
持ち家に伴う追加費用(利息)を、9年間で考えると、おおよそ5割のため、毎月の住宅ローンの返済額に150%をかけます。
これが持ち家の実際の費用です。
この金額と賃貸の家賃を比べて、安い方を選ぶ。これが「150の法則」です。
お金持ちは自分たちのお金をどうしているのか?
ベストセラー「金持ち父さん、貧乏父さん」は次のように主張しています。
貧しい人はモノを買う。中産階級の人は家を買う。お金持ちは投資資産を買う。
お金持ちは、お金でお金を増やしているということです。
FIRE最強の早期リタイア術 第8章要約:本物の銀行強盗。まとめ
あなたが銀行にいったときに、銀行強盗が入ったとします。強盗が欲しいのは、あなたの財布に入った数千〜数万円です。
しかし、目の前にいる銀行員が狙っているのは、あなたの貯蓄です。銀行は、毎年少しずつ、あなたが死ぬまでお金をかすめとうろうとしています。
本物の銀行強盗は銀行で働いている。
インデックス投資信託
株式の投資にインデックス投資信託というものがあります。
個別のアップルやグーグルに投資するのではなく、株式市場全体に分散投資できる方法です。
具体的には、まず運営会社にお金を預けます。運用会社は、集まったお金で幅広い銘柄の株を買います。
インデックス投資信託のメリット
- 少額で買える
- 複数の株に分散投資できる
- 一社が倒産しても資産が0にならない
- 手数料が安い
こういったインデックス投資信託には手数料があります。あなたの代わりに株式を運用してくれているので、そこに対する費用です。
実は、毎月こっそり運用費が引かれているのです。インデックス投資信託の場合は、少額です。
インデックス投資信託とは別に、アクティブ投資信託というのもがあります。
こちらは、インデックス投資信託よりも積極的に株の売買を行い良い成績(リターン)を得ようとする投資信託です。
こちらは積極的に活動するため、手数料も高くなります。
さらに長期でみると、インデックス投資信託の方が高いリターンを出すという結果もあり、書籍では、インデックス投資信託をすすめています。
ポイント
- 福利の力(雪だるま式)にお金を増やすならインデックス投資信託
- 株投資なので下落もありえます(リーマンショックで資産が10分の1になってしまった人もいます)
- とれるリスクを考えて投資します(次章参照)
FIRE最強の早期リタイア術 第9章要約:株式市場の暴落をいかに乗り切るか。まとめ
現代ポートフォリオ理論とは?
資産は2つの指標で表されます。
- 期待リターン:ある資産の期待年率リターン
- ボラリティ:資産の日々の変動率
日々の変動が大きいほど、資産が上下します。
大きなリターンを狙う株(変動が大きい)と、小さいが確実なリターンを望める債権(変動が少ない)。
この2つの保有バランスを考えることで、自分の保有資産(株・債権・現金など)の変動幅を調整することができます。
期待リターンで自分が欲しいリターン(年率)と、自分の許容できる変動率を決めることで、とれるリスク内で資産の運用ができます。
また、ポートフォリオとは、自分の資産の内訳です。
例えば、資産の内訳が「アップルの株10%、債権30%、インデックス投資信託50%、現金10%」。だとすると、これがポートフォリオです。
ポートフォリオをデザインする
次にポートフォリオをデザインしていきます。
- ステップ1:株式のアロケーションを選ぶ
- 株式と債券の割合を決める
- 巷では、債権は年齢と同じ割合にする方法もある。ただし、金額が大きいと暴落時の損失も大きい
- 書籍の夫婦は、株式6割 、債権4割とした
- ステップ2:指数を選ぶ
- ホームカントリーバイアスがある。自分の住んでいる国の株を優先したがる
- 世界の株式に目を向ける
- 書籍の夫婦は、カナダ33%、米国33%、EAFE(欧州、オーストララシア、極東)33%
- ステップ3:投資ファンドを選ぶ
- 投資信託より手数料が安いETFがおすすめ
- 投資信託は運用会社を通して買いますが、ETFは投資信託を株式市場で買える
- ただし、ETFは売買時に売買手数料がかかることがある
- 証券口座があれば誰でも買える
- ステップ4:リバランシング
- 定期的に資産の内訳を確認し、配置換えをする
- 例えば、債権を20→30%に増やし、米国株を30→20%に減らすなど。
人気のあるETF
- S&P500
- TSX
- MSCI EAFE
- US Bonds
- Canadian Bonds
名前だけでも覚えておくと良いでしょう。
書籍の夫婦の最初のポートフォリオ
- 債権40%
- カナダ20%
- 米国20%
- EAFE20%
注意
金融危機(リーマンショック)などで、資産が大幅に減る可能性はあります。とれるリスクの確認と、そのときにリバランスするなど対処は必要となります。
FIRE最強の早期リタイア術 第10章要約:私を救ってくれた魔法の数字。まとめ
4%ルール
もし1年間の生活費が投資のポートフォリオの4%と等しい金額であれば、リタイヤしても95%の確率で30年以上にわたり老後資金が底をつかない法則です。
例えば、5000万を債権や株式に投資していれば、毎年4%の200万を生活費にまわしても、30年以上、生活できる計算です。(働かなくても生きていける)
「投資や債権の利回り > 4%」が成り立ち、4%以内なら使っても資産が減らない。という計算です。
もちろん、状況により変動があるので、毎年必ず4%以上の利回りは保証はありません。
ですが、貯蓄(投資)することでリタイヤが見えてきます。
リタイヤできるかどうかは、年収ではなく貯蓄率です。
FIRE最強の早期リタイア術 第11章要約:現金クッションと利回りシールド。まとめ
前章で4%ルールを説明しましたが、5%の確率で資産が底をつく可能性があります。
このリスクを解消するために現金クッションと利回りシールドです。
- 現金クッション:預金口座に入れておく緊急時の準備金です。下落相場でもポートフォリオを切り崩さなくて済みます。
- 利回りシールド:ETFが支払う分配金(配当と利子)です。ETFを売却することなく現金が手に入ります。
資産の一部を高利回りの資産に置き換えることで、利回りシールドを強化できます。
例えば
- 優先株:株式と債券をかけあわせたような金融商品
- 不動産投資信託(REIT):不動産(建物や土地)を所有・運用している投資法人。家賃から得た利益を投資主に還元する
- 社債:企業が発行する債権
- 高配当株:平均より配当金が高い株
現金クッションの規模は次の式で計算できます。
「現金クッション = (年間支出 - 利回り) × 年数」
FIRE最強の早期リタイア術 第12章要約:お金を浮かすために旅行をする。まとめ
1年間で3大陸、20カ国を旅行した結果、4万ドルかかりました。いえ、4万ドルしか掛からなかったのです。
4万ドルは、家で生活しているときと変わらない生活費でした。
この生活であれば、永遠に世界旅行ができるのです。
西欧など物価の高い地域と東欧や東南アジアなど物価の安い地域をうまく組み合わせると、予算を抑えられました。
テクニックは2つ。
- トラベルハッキング:クレジットカードの登録でもらえるポイントを利用して、飛行機のマイルを貯められる
- Airbnb:ホテルよりも安く、キッチン付きが多いので自炊もできる。旅行者ではなく地元の人のような目線で生活できる
最後に、旅行保険には必ず入りましょう!
FIRE最強の早期リタイア術 第13章要約:バケツ・アンド・バックアップ。まとめ
リタイヤ後の資金を管理するために3つのバケツに分けます。
3つのバケツ
- ポートフォリオ:あなたのリタイヤ後の生活を支える投資ポートフォリオ用のバケツ
- ことしの支出:その年に使う予定の資金を入れておくバケツ
- 現金クッション:普通預金口座に準備金を入れておくバケツ
年初に今年の支出を考えて資金を補填しましょう。
下落相場でのバックアッププラン
- プラン1:利回りシールドの利用
- プラン2:現金クッションの利用
- プラン3:地理的アービトラージを使って生活費を抑える(物価の安い地域に住んで生活費を下げる)
- プラン4:サイドハッスル(副業)を始める
- プラン5:一時的にパートタイムの仕事をする
FIREcalcという過去に起きたシナリオからシミュレーションして、どのくらいの確率でリタイヤ後の生活が成功するか、失敗するか確認できるツールがあります。
定期的に見直して「健全性」を確認しましょう。
FIRE最強の早期リタイア術 第14章要約:インフレ、保険も恐るるに足らず。まとめ
常に旅行していれば、インフレは生活に影響を及ぼしません。インフレはあくまで一国内の経済状況です。国を買えることで、インフレを回避できます。
また、家も車ももっていなけれあ、住宅保有保険も自動車保険も必要ありません。
さらに生命保険も必要なくなります。なぜなら、ポートフォリオが家族の生活費の面倒も見てくれるからです。
FIRE最強の早期リタイア術 第15章要約:子どもはどうする?。まとめ
子育ては巷で言われているほどお金はかかりません。
- 保育サービス費などの支出はリタイア後には必要なくなる
- 息子とノマド生活している夫婦もいる。詳細ブログ(英語):MrMoneyMustache.com
ワールドスクーラーと呼ばれる、旅をしながら子どもの教育をしている人たちがいます。
FIRE最強の早期リタイア術 第16章要約:早期リタイアの負の側面。まとめ
早期リタイアは次の3を克服する必要があります。
- お金が底をつく:暴落時などの戦略(リバランシング)はすでにお伝えした通りです。お金が底をつく心配を過剰に持ちすぎるのは良くないです
- コミュニティの喪失:リタイヤにより、今までの友だちと離れてしまう可能性はあります。人とは違う道に進んで離れるのであれば、その友情に価値はありません。その道に進んだことで新しいコミュニティもできるでしょう。
- アイデンティティの喪失:オフィスのデスクに別れを告げた、あの頃は、なぜあんなに変化を恐れていたのか不思議です。オフィスにいた頃のアイデンティティを失っても後悔はなく、リタイヤ後のアイデンティティを愛しています。
FIRE最強の早期リタイア術 第17章要約:自由になるのに100万ドルは必要ない。まとめ
情熱を傾けられるプロジェクトをすこうするサイドハッスル(副業)を立ち上げれば、より少ない金額でリタイヤできます。
副業で年間1万ドル稼ぐだけでも目標とするポートフォリオの金額は、25万ドル少なくなります。
これはパートタイムで働き続けても同じ効果が得られます。
さらに物価の安い国にすめば必要とする貯蓄額を大きくへらす事ができます。生活費が下がるので必要なお金も減ります。
FIRE最強の早期リタイア術 第18章要約:我が道を行け。まとめ
パーソナルファイナンスは、入ってくるお金(収入)、出ていくお金(支出)、お金から生み出されるお金(投資)で構成されます。
ミリオネアになった人は、この「収入・支出・投資」うち1つが卓越した傾向にあります。
- ハスラー(収入が卓越):起業家的な活動に惹きつけられる。時間で稼ぐことの限界をしり企業して上限をなくすタイプです。
- 投資家(投資が卓越):お金からお金を生み出す専門家です。
- オプティマイザー(支出が卓越=支出を抑える):何にいくら使ったかを管理し、資産を貯める。極度にリスクを嫌います。
など、色々ありますが、自分にあったやりかたを選ぶことが大事です。またアプローチとして再現性が高い(誰でもできる)のはオプティマイザです。
お金を理解すれば、人生は信じれないほど気楽なものになります。逆に理解していなければ辛いものになるでしょう。
ただ一度お金を理解すれば、あなたの強い味方になります。
私はガラパゴス諸島で遊んでる間もお金が勝手に増えているのです。
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