
次の方を対象にしています!
- 書籍「説明は速さで決まる」の内容が知りたい
- 伝え方が下手な人
- プレゼンが上手になりたい人
プレゼンや普段の会話でも、自分の言葉をうまく相手に伝えられない場面があります。
どのようにすれば伝わるのでしょうか?
伝えるために気をつけるべきポイントがあります。そのポイントを押さえれば誰でも伝え上手になるはずです。
伝え上手になる方法を紹介します。
書籍「説明は速さで決まる」の内容です。
参考:説明は速さで決まる
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説明は速さで決まる(中村圭):説明力とは
説明力は、人に伝わるように話す能力のことです。なぜ「説明力」が必要なのか。
話したいことがあるのに伝わらなかったり「それは、つまりどういうこと?」と言われてしまった経験はないでしょうか?
説明力が身につけば、短い言葉で正確に相手に伝わります。
説明する上で大切なのが「速い説明」です。端的に分かりやすい説明が現代では求められています。その理由は、インターネットやSNSの普及により世の中が情報で溢れているため、情報量が多いとウンザリします。
大量の情報の中から自分に必要な情報だけ伝えるために「速い説明」が必要になります。
相手の時間を奪わないように心がけましょう!
現代の状況
- 情報過多により短い説明の方が好まれる
- 長い説明は時間を相手の奪うため嫌われる
- 読みにくい文章は読まれない
- 状況を整理し、速く説明できる人が求められる
それではノウハウについてご紹介します!
説明は速さで決まる(中村圭):説明力におけるターゲット思考

説明する前に文章にし添削をします。
可視化し音読する
一度頭にあることを全て文章で書き出し「音読」することで文章の流れがイマイチな箇所が分かります。何度も読み返してみましょう。見直すことを前提に書き、何度も修正することで文章は洗練されます。
文字のスタイルにこだわる
「漢字・ひらがな・かたかな」どれで表現するかによって相手の印象を変えます。
- 漢字「未来」:堅くしっかりしたイメージ
- ひらがな「みらい」:柔らかいイメージ
- カタカナ「ミライ」:特別な雰囲気のあるイメージ
読み手と同じ言葉をつかう
読み手に合わせて言葉を変えてみましょう。
例えば、10代に向けの場合、「タピオカを飲む」を「タピる」と表現して大丈夫ですね!
相手と同じ言葉を使うと親近感が湧き、相手が聞いたり見たりする姿勢になります。
説明は速さで決まる(中村圭):説明力を磨く「最速説明マップ」
最速説明マップをご紹介する前に「説明が伝わらない理由」をお伝えします。
原因は次の2つです。
- 内容を細部まで理解できていない
- 要素を分解できていない
最速説明マップを作るために必要なのは「要素をすべて箇条書きし、階層化すること」「相手に合わせて必要な要素を抜き出す」の2つです。
コンビニ新弁当開発を例に説明します。
箇条書き
- 内容:新しい弁当を開発する
- 新製品を作る理由:他コンビニとの差別化
- 求められている内容:SNSで話題になりそうな弁当、季節限定で流行り物を取り入れる
- 出ている案:ネット注文で宅配できるようにする、タピオカをデザートでつける
- 求められている内容:SNSで話題になりそうな弁当、季節限定で流行り物を取り入れる
- 誰からの依頼か:部長
- 関わる部署:開発部、製造部
- 開発部状況:他社の弁当事情を調査中
- 情報の周知:メンバー、リーダーとも把握済み
- ネクストアクション:月末までに調査報告し、今後のタスクを決める
- 製造部状況:開発部の情報提供待ち
- 情報の周知:リーダーは把握済み、メンバーは未把握
- ネクストアクション:メンバーに情報共有する
- 開発部状況:他社の弁当事情を調査中
このように情報を整理しました。次にマップ(地図)を作成します。
最速説明マップ作成
書き出した要素をマップにします。

マップを作成したら誰に向けて説明するのかを考えます。
部長に進行状況を説明する場合
部長は内容を知っているので話す必要はありません。状況だけを的確に答えられるようオレンジの部分のみ説明します。

製造部のリーダーがメンバーに概要を共有する場合
メンバーには何の情報を伝わっていないため全体を説明する必要があります。オレンジの部分を説明しましょう。

ツリー構造(木のように枝分かれした形)になっていますので、話すときは上から矢印の方向へ順番に話すようにしましょう。
また悪い例は、最初からパワーポイントやGoogleスライドで書き始めることです。頭の中で箇条書きとマップが整理できていれば良いですが、できないのであれば書き出して確認しましょう。
まとめ
- 情報を箇条書きで整理する
- 最速説明マップを作成する
- 相手に必要な情報を絞る
情報を整理する癖をつけることで、何を聞かれても答えられるようになります。速い説明、短い説明を心がけて「伝わる説明」を意識していきましょう。
説明は速さで決まる(中村圭):伝わるプレゼンの話し方

伝わるプレゼンは次の3つを意識します。
- 話の道筋を立てる
- 相手を飽きさせない
- 印象に残す
説明は速さで決まる(中村圭):伝わるプレゼンは道筋が見える
あなたの頭の中にある言葉をそのまま相手に伝えても伝わらないことが多い。
理由は自分の中で情報が整理されていても、相手は整理されていないためです。さり気なく相手の頭に説明のルートを共有しましょう。書籍では「透明ルート標識」と書かれています。
説明ルートワード「時代」
「時代」には、過去が○○で、これからが○○という意味を含みます。
例えば「インターネットでのショッピングが必要な時代です」
「今まではインターネットでショッピングをする程では無かったが、これからはインターネットのショッピングが主流になる」
これを「時代」という言葉で伝えています。相手の頭にさり気なく「過去から現在」のルートを作りました。
説明ルートワード「挑戦」
「挑戦」には、現在の障害とクリアすべき課題の意味が含まれます。
例えば「新商品開発に挑戦すべきです」
「競合他社が次々と新製品を開発している中、出遅れている。弊社の企画力、技術力をもってすれば他社よりも良い製品を作れると信じています」
最初に「挑戦」と言ったことで相手の中にルートを共有することができ、説明がスッと入ってきます。
その他にも「卒業」「出会い」「力」というワードを簡単にご紹介します。
- 卒業:現状を認めながら終わらせる
- 出会い:「○○ × ○○」の掛け算を連想させ、協力により短所をカバーし、長所を伸ばす
- 力:ネガティブなワードもボジティブに変える(例:失敗力)
○○から○○へ
汎用的で説明に役立つのが「○○から○○へ」の言い方です。どんなプレゼンにも適応でき相手にルートを共有できます。
まとめ
- 説明ルートワードを使う。「時代」「挑戦」「卒業」「出会い」「力」など
- ○○から○○へ を使って話を進める。
説明は速さで決まる(中村圭):伝わるプレゼンは飽きない

伝わるプレゼンには「相手を引き込み」「相手を飽きさせない」仕組みがあります。
たとえ話
たとえ話をする場合は、相手に合わせて内容を変えてみましょう。相手の身近なもの、興味のあることを含めることでグッと距離が縮まります。
歯磨きの大切さを幼稚園児に説明する場合
お口の中にバイキンマンがいてイタズラをしているよ。歯磨き粉の中にはアンパンマンがいるからバイキンマンを退治してもらおう!
相手に合わせてオーダーメード説明する。それがたとえ話
ニュー慣用句
相手が「おやっ」と思う新しい言葉を使うことで耳を傾けてくれます。
たとえば「これをやれば一石五鳥です」「まずは一日二善しましょう」
数字
数字を使えば、具体的にイメージできます。
たとえば「この商品は3人に2人が使っています」「東京に住む人の12%はXXXXです」
体験
自分の体験は唯一無二です。他の人に真似できないオリジナルストーリーは相手を惹き付けます。
たとえば「新人のころ、すぐに怒る先輩がいて、XXXしたときに〜」
まとめ
- たとえ話をする
- ニュー慣用句をつかう
- 数字をいれる
- 体験談をはなす
説明は速さで決まる(中村圭):伝わるプレゼンは印象に残る
落差をつける
まっすぐな言葉は聞き慣れているため落差をつけて引き込みます。
「会社の価値は人にある」よりも「弊社の価値は一番売れているXXXの製品ではない。それを製造し販売する全社員である」
問いかける
「ブログってなんだろう?」「SNSってなんだろう?」問いかけることで自然に相手が考えます。
韻を踏む
韻を踏むことで相手が耳を傾けます。
「我社の勝ち。それは製品を作る人の価値」
ズラす
「プレゼンは下ごしらえが大事」本来、料理で使われる言葉(下ごしらえ)をプレゼンの説明で使う。
同じ意味の違う言葉を探すことで魅力のある文章になります。
まとめ
- 落差をつける
- 問いかける
- 韻を踏む
- ズラす
説明が苦手な人でも、これらを組み合わせることで少しずつ上達していきます。
コツコツと続けてみましょう。
参考:説明は速さで決まる
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