
次の方を対象にしています!
- 書籍「小さく分けて考える」の内容が知りたい
- 物事を適切に分解したい
- あいまいな部分を明確にしたい
うまくいく人と、うまくいかない人の違いは目的・目標を適切に分解できているかです。
目雑は「本当に大切なこと1つが適切に分解され、誰が何をやればいいか、今日、明日、1ヶ月後、1年後、何をしてどうなっていたらいいか」が明確になっていることです。
「小さく分けて考える」を参考に説明します。
参考: 小さく分けて考える
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目次
小さく分けて考える 要約|小さく分けて考える「分解思考」。まとめ
分解思考とは分けるこで、解像度を上げたり、問題点を明確にしたり、本当に重要な課題を見つけたりします。
たとえば「売上を上げる」という漠然とした問いの場合、売上を分解してみます。すると「客数」と「客単価」であることが分かります。「客数」と「客単価」どちらを具体的に改善するか考えることで、売上を上げるために必要なことが見えてきます。
分解思考のメリット
- 生産性が上がる。やみくもに頑張らず最大限の結果を出す
- 曖昧な説明が明確になる。解像度が上がる
- 全体を分解しておくと、相手によって適切な話ができる
- 分解すると議論で喧嘩にならない(対立を回避しながら自分の意見を主張できる)
- 共通の地図を持てる
売上の話に戻ります。売上を「販売個数 × 平均単価」とした場合の具体的な策を考えられるまで分解してみます。
販売個数はさらに「人数 × 購入回数」に分解できそうです。人数は「訪問人数 × 購入率」です。訪問人数が少ないのであれば集客に問題があり、購入率が少なければ見せ方や陳列に問題があるかもしれません。
「平均個数」に関しては、購入が自分用か贈答用かに分けられます。分解することで具体的になり策が見つかりやすくなります。
また分解思考に似たグーグルのOKRがあります。OKRは「Objectives and Key Results」です。目的(Objectives)と目的に到達するためにカギとなる目標(Key Results)を意味します。
「よりよい会社を作る」という目的があった場合に、それに到達するためのKey Resultsを決めます。「売上を上げる」「必要な人材を確保する」「理念を伝える」などです。目的が分解されています。さらに落とし込むために分解していくとより具体的になります。
次に広告の売上を2倍にすることを考えます。売上は「客数 × 客単価」です。さらに分解してみます「(見込み客数 × アポ率 × 提案率 × 受注率)× 客単価」です。この中で楽に挙げられそうなものを考えます。提案数を2倍にするのは倍の労働力が必要になるので難しそうです。受注率は客単価はどうでしょうか?労働力を増やさなくても工夫次第で上げられるかもしれません。このように分解することで、どこに注力すればよいか分かります。
上手に分解するための6つのポイント
- かけ算で分解する
- 売上 = 客数 × 客単価 のようにかけ算で考える
- 掛け合わで新しいアイデアにもつながる。体にいい × ビール = ノンアルコールビール
- 分解すると具体的になるため、曖昧さがなくなる
- 1つ上に戻って、全体像を考える
- 客数を増やしたい、となった場合、1つ上の概念を考えて、なぜ客数を増やしたいのか考える。すると売上を上げるためだと気づき、客数を増やすことだけでなく他の案も考えられるようにる
- 細かく分けすぎない
- 1つのことを100個に分解して、そのうち1つを2倍に改善しても合計101になるだけ。分析が上手い人は1つを2つに分けて1つを2倍にすることで合計150とする
- 全体で見ると全体の何割かを考える
- アイデアを出したい時、抜け漏れをなくしたい時は「反対」をとる
- 思い込みをなくすために反対を考えてみる「数字⇔感情」「短所⇔長所」
- 同じ抜け漏れを防ぐために、気づいたことや注意されたことはリスト化する。これも良いが、毎回リストを確認するのは面倒なので「反対」で考えると良い。「反対」で考えると抜け漏れを防げる
- あえて大きく捉える
- 思考の面接を広げたい場合、もっと社会的な意義や本質的な意義にまで広げて考えてみる
- 自分の気持ちは分けておく
- 事実と気持ちを分けて考えると「やめる」判断ができる
小さく分けて考える 要約|「分解思考フローチャート」で仕事の目標を達成する。まとめ
フローチャートは6つの箱からできていて、上から見ていきます。
- 問題や目標がある
- 次のことを確認する
- 目的:達成したい事柄
- 目標:目的を数値化したもの
- 問題:うかくいかない物事。あるべき姿と現状のギャップ
- 課題:問題を解決するために具体的に取り組むこと
- 分解して、その問題や目標を具体的にする
- 自分の才能や可能性を大きく捉えて目標を作る
- 問題や目標は解決する意味があるか?
- 問題の解決や目標達成に必要な資源や条件を10個挙げてみる
- いつまでに何を揃えれば成功の状態になるのかを期限で分解する

コツは次の通り
- 反対を考える
- 売上を分解して客単価をあげようと考えた場合、高単価でどう売るか考えてしまうが、「反対」を利用して低単価でも考えてみる
- 新規顧客獲得ばかりに目を向けず反対の既存にも目を向けてみる。「新規-高単価」「既存-低単価」と分けられるかもしれない
- 急ぎのスケジュールの反対でゆっくりなスケジュールも考えてみる
- 時間は無限なるわけではないので自分の負荷は悲観的に考えた方が良い。自分に負荷をかけずに解決することを考える
- 目標や理想は大きければ大きい方がいい
- 個人視点から広げていきます
- 個人→事業(事業に貢献)→会社(会社を業界No1に)→業界(業界を社会の役立つ業界に変えたい)→会社(もっと多くの人の役に立つには)と視点を広げる。視点を上げると最終的に自分の利益も跳ね返ってくる
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小さく分けて考える 要約|「分解思考フローチャート」で自分の理想を実現する。まとめ
個人でフローチャートを使う場合は「やりたいことや理想の状態があるか」「理想の人を挙げてみる」が大事です。

コツは次のとおり
- 理想の人を複数人考えてみる、分解していくと共通項が見つかる
- 理想の人を選んだら、なぜ理想だと思ったのか?を考える。家族・仕事・時間・お金・心・感情・持ち物で考えるのがポイント。分解することで自分が理想の状態になるために必要なことが具体的になる
- 理想の人が思いつかない場合は、どうすると自分がたくさん褒められるのかを考えてみる
- 分解することで目標が明確になる
- 目標を達成するために行動できるところまで分解する
- 目的や目標は途中で変えてもいい
- 5年後、10年後の長期的なスパンで理想の自分を考える
小さく分けて考える 要約|解像度を上げて物事考えるためのヒント。まとめ
- SNSで意見交換する
- 自分の意見 + 相手に教えてほしいことを発信するとたくさんの人からコメントをもらえる
- 例)メタバースは○○になると思いますが、どうおもいますか?
- 反応が多いと統計的に判断できる
- 顧客にメールするように丁寧な文である必要はなく、カジュアルに「どうおもいますか?」と質問したほうがいい
- 気になるコメントには「どうしてそう考えたんですか?」とプロセスもわかる
- 質問ばかりではなく自分から情報をギブする
- 自分の意見 + 相手に教えてほしいことを発信するとたくさんの人からコメントをもらえる
- 分解すれば相談しやすくなる
- 分解することで、自分の必要な部分を切りとって端的に説明できるようになる。さらに具体的に説明し相談することで一人で思考するよりも効率的になる
- チームで話して自分たちで答えを出す癖はつける
- ホワイトボードなどに書き出すことで話が脱線することを防げる
- 「たとえば?」と質問すると答えに向かってフォーカスしていく
参考: 小さく分けて考える
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